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- Amazon.co.jp ・本 (360ページ)
- / ISBN・EAN: 9784806713562
作品紹介・あらすじ
ふだんは、30代の普通のサラリーマン+真面目な共産主義者だが、ひとたび漫画を見つけると、漫画評論家に変身。漫画評論の人気サイト『紙屋研究所』所長が、長い長い夜のおともに、あなたとともにコタツで漫画を語り、漫画で、恋愛(とエッチ)、結婚(とセックス)、学校(ざけんな)、実家(の困った親たち)、政治(革命やれよW)を語る快楽をわかちあう。
感想・レビュー・書評
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「岡崎はセックスについてもくり返し「空虚」さを強調した。(…)しかし、高橋においてはセックスは目もくらむほどの欲望、生々しい性としてそこにある。(…)恋人という「私をめぐる現実」は、実は「世界をめぐる大きな現実」につながっている。これは、岡崎は決して言えなかったことだ。これが高橋のたどりついた世界のリアリティをとりもどす方法であった」(p.25, 27 極限状態が生み出す「純粋な自分」ーー高橋しん『最終兵器彼女』)
「むしろ赤木が最も憎んでいる自営業者・中小企業主・農民、そしてホワイトカラー上層の人々との「統一戦線」について、リアリティある構想と実践を示すことこそが、左翼として赤木の問題提起に応えることになるのだとぼくは思う。そなわち赤木に手をさしのべることではなく「丸山」に手をさしのべることを今考えるのだ」(p.323 「丸山眞男」に手をさしのべる 希望は、革命。ーー赤木智弘「希望は、戦争。」について) -
マンガの書評、しかも私にとっては知らない本が多い、ビッククリ!
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