雑草社会がつくる日本らしい自然

著者 :
  • 築地書館
2.20
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本棚登録 : 26
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (205ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784806714729

作品紹介・あらすじ

雑草は、多様な種類が互いに関係しあいながら、社会を築いている。
古来、日本人は雑草社会と深くかかわることで、
「日本らしい自然」を築き、親しみ、利用してきた。
雑草の生活様式、拡大戦略、再生のメカニズムや
雑草社会の仕組みを解き明かし、
河川堤防や街中で行われている、
「日本らしい自然」再生プロジェクトを紹介する。

感想・レビュー・書評

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  • 専門じゃない人が読む分には良いのかと

  • 雑草と一口に言っても
    実はそれこそ自然をなしていると言っていい。自然と関わり合いながら、雑草社会の仕組みを解き明かし日本らしい自然再生プロジェクトを紹介する本。

  • ◆万葉の歌人が愛でたカワラナデシコ、オミナエシ、キキョウの花。食用、繊維、薬、屋根葺き材など、かつては日常生活のさまざまな場面で利用されてきたクズやススキやチガヤ…。
    「今でこそ目の敵にされがちな雑草は、つき合い方次第で私たちの大切な味方になる」。そんな思いで『日本らしい自然』の再生活動を実施している著者が、各地の事例もあげながら解説する。 

  • 僕は雑草が好きである。雑という言葉は、実はそんなにひどい扱いではなくて、雑学、雑誌も雑貨もそれからいうなら雑酒も、好きな人は好きなのである。雑草という草はない、なんていうのは、雑貨というアイテムはない、といっているようなもので、もはやナンセンス。
    さて、本書はタイトルに「日本らしい自然」を持ってきている。1章では、雑草がつくる連続性を人がどう感じるか、ということが述べられていて、これは自分が抱いていた雑草感を補完してくれると感じた。2章から4章までは、雑草の生態がほとんど。5章が日本らしい自然の実践例。選択除草と、雑草による風景作り。タイトル負けしているかな、と思わなくもないが、しかし雑草の生態を含め、雑草のことを理解するにはよいのでは。
    我が家の雑草社会、一番の敵は近所のおばちゃんだ。雑草生やし放題の我が家も常に近隣との戦争なのだ。雑草の広がり方でイメージが変わるというデータがある。さて、どう戦おうか。

  • しぶとく逞しいんだ、日本人は!

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    「「日本らしい自然」を築き、親しみ、利用してきた。雑草の生活様式、拡大戦略、再生のメカニズムや雑草社会の仕組みを解き明かす。
    雑草は、多様な種類が互いに関係しあいながら、社会を築いている。
    古来、日本人は雑草社会と深くかかわることで、
    「日本らしい自然」を築き、親しみ、利用してきた。
    雑草の生活様式、拡大戦略、再生のメカニズムや
    雑草社会の仕組みを解き明かし、
    河川堤防や街中で行われている、
    「日本らしい自然」再生プロジェクトを紹介する。」

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著者プロフィール

東大

「2020年 『在来野草による緑化ハンドブック』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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