狼の群れはなぜ真剣に遊ぶのか

  • 築地書館
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感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (292ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784806715788

作品紹介・あらすじ

オオカミの知恵
――それは、家族を愛し、託されたものたちの世話をすること。遊びをけっして忘れないこと。

人類が狩猟採集の社会スキルを学んだ、高度な社会性を誇る野生オオカミ。
彼らはどうやって群れのあり方を学び、世代をつなぐのか。
野生オオカミ社会を数十年にわたって観察してきた
ドイツを代表するウルフ・ウォッチャーが、
現代のヒトの生活にも役立つオオカミの知恵を生き生きと描く。

感想・レビュー・書評

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  • <書評>群れで暮らすルールを学ぶ(評:柳川久帯=畜大副学長)
    狼の群れはなぜ真剣に遊ぶのか:どうしん電子版(北海道新聞)
    https://www.hokkaido-np.co.jp/article/294347?rct=s_books

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    14カ国で翻訳されたベストセラー
    オオカミの知恵
    ――それは、家族を愛し、託されたものたちの世話をすること。遊びをけっして忘れないこと。
    人類が狩猟採集の社会スキルを学んだ、高度な社会性を誇る野生オオカミ。
    彼らはどうやって群れのあり方を学び、世代をつなぐのか。
    野生オオカミ社会を数十年にわたって観察してきたドイツを代表するウルフ・ウォッチャーが、現代のヒトの生活にも役立つオオカミの知恵を生き生きと描く。
    http://www.tsukiji-shokan.co.jp/mokuroku/ISBN978-4-8067-1578-8.html

  • 弁護士であったドイツ人の著者はこのまま人生を続けることに疑問を感じ、アメリカの国立公園で狼を観察する仕事につきます。
    これまで狼の習性としてしられてきたものは、檻の中の狼についてのもので自然の中の狼とは異なるものでした。
    これまで狼は恐ろしい生物とおもわれてきましたが、実際はそれほど人間に脅威となるような生物ではないこともわかってきました。
    日本もエゾジカ増えすぎているし狼の導入を考えてもよいのではないと思わせる内容でした。
    著者の体験をもとに色々書いてあるのですが、方向性がよみにく本としては読みにくかった。

  • オオカミに憧れる気持ちが、より強くなった

  • レビューはブログにて
    https://ameblo.jp/w92-3/entry-12495999513.html

  • 人間社会にも通じるところが多々あって、興味深かった

  • 米国イエローストーン公園に狼を戻す運動に携わり、ドイツにも狼を戻しているドイツの狼研究者。
    希望を持って弁護士となったが、弁護士であるがゆえに出会う様々な人間社会のトラブルに辟易し、弁護士をやめ狼研究者となり誤解されている狼たちの行動や習性を写真と共に解く。

    ファーレイ・モワットの「オオカミよなげくな」(現在は他社より新訳で出版されている「狼が語る」)を読んだときに、害獣とされてきた狼たちの新たな一面を知り感動したが、それから数十年。狼の研究は進み、もっと人間的な彼らの姿がわかってきたようだ。
    何よりも、狼たちの勇壮な、またかわいらしい写真がたくさん出ていて感激。イエローストーン公園やドイツには、オオカミ観察ツアーもあるんだ!

  • 狼大好きの狼の専門家の女性が、実際に観察した狼の姿を通して感じたこと、思ったこと。狼という生き物を解説した優れた本でした。狼が、人間とさほど変わらない感性を持っていることもわかった。夫婦愛。家族へのいたわり。組織のリーダーを決めるときの合理性。そして、旧友であるカラスとの関係性。たくさんのかわいい狼の写真があって、それを見ていると以前の悪の化身のようなイメージが吹き飛んだ。
    http://muto.doorblog.jp/

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著者プロフィール

1951年、ドイツ・ヘッセン州に生まれる。
大学で法学を学んだのち弁護士を務めるが、大好きなオオカミと時間を過ごし、
書籍や記事を執筆するためにそれまでの仕事を辞める。
1991年にドイツオオカミ保護協会を設立し、『Wolf Magazin(オオカミ・マガジン)』を創刊。
1995年からイエローストーン国立公園におけるオオカミ再導入に参画。
現在はドイツにおけるオオカミ研究の第一人者として講演会やセミナーを行ない、
オオカミ、自然や生態系についての知識を広めている。

「2019年 『狼の群れはなぜ真剣に遊ぶのか』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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