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- Amazon.co.jp ・本 (241ページ)
- / ISBN・EAN: 9784806745747
感想・レビュー・書評
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われわれがなに心無く自然に向かった時、そこでまず眼に映る者はそれぞれのすがた・かたちでしょう。その時のそれらはことごとく生きている。
かれらのくらしにはいのちがかかっていた。
そこでは生命と生活は表裏一体の関係となり、生命がなくなれば生活は終わりを告げる。
「すがたかたち」として観得された「形象」はことごとく生きているのに対し、「しかけしくみ」として把握された「物体」はすべて生きていない
「生命」とは、生活の中にではなく、神羅万象の「すがたかたち」の中に宿るものである。ある人間の持つ「すがたかたち」の強烈な印象がひとの心に深く刻み込まれた時、その人間の「生命」は生活を終えた死後もなお、脈々としてひとの心に波うち、消え去ることがない。
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