こんな公園がほしい: 住民がつくる公共空間

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  • 築地書館
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  • Amazon.co.jp ・本 (203ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784806768043

感想・レビュー・書評

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  • 1997年初版の本(手元にあるのは1999年の二刷)だが、現在でも通用しそうな建設的な本。

    逆に言えば、いつまで経っても行政は変わらない、ということでもある。

    武蔵野市長の「建物は20年30年たっても残るが、住民は永遠ではない。…」という発言を受け、「生きて生活している個人の集まりが住民であるという見方がまったく欠けていることを、この発言は端的にあらわしている。」

    という状況は、おそらく今もあまり変わらない。
    政治屋を目指す人々のレイヤーが変わらないからかもしれない。二世とか。

    印象的だった言葉として、以下もある。

    「意見を伝えるための表現手段について考えることは、意見そのものを吟味することでもある。」

    この点は自覚しておきたい。
    深く掘り下げないままにしてしまうことがあるから。

    払ってもいい金額:1,500円

  • 建築ジャーナルの「住民参加の現在」として連載した内容をまとめた本。今後増えるであろう住民参加型の公園整備に対しての現状を知るために読んでみた。実際の地域や場所を見ながらの構成になっているので、わかりやすく仕事以外でも公園整備への参加に興味がある人にはオススメ。

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著者プロフィール

庭園文化史研究家。元千葉大学教授(園芸学部緑地環境学科)。
福岡県生まれ。千葉大学大学院園芸学研究科修了(造園学専攻)。著書に『江戸の花見』(築地書館)、『こんな公園がほしい』(築地書館)、編著書に『海辺の環境学――大都市臨海部の自然再生』宇野求・古谷勝則共著(東京大学出版会)。


「2017年 『六義園の庭暮らし』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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