ハイグレード登山技術: アルプス3000m峰から冬山まで

著者 : 菊地敏之

• 中日新聞社(東京新聞) (2007年7月1日発売)

感想・レビュー・書評

[kaigunchuiさんの感想 · 2011年6月26日]

アルプス3000m峰から冬山までと題して、岩場での確保技術や雪上技術などから、救助技術まで幅広く学べる一冊。

確かに、どの時点でロープを出すか、メンバーや状況を見ながら判断するには、経験値を積み上げていく必要がある。

個人的には、どこかの講習会等でさび付いてしまったロープワークのリフレッシュをしたいがなかなか時間もとれないし、どうしたものか・・・・

雪山に登りたくなってしまった・・・・これから登山を始めようという人やツアーに参加している登山客の方々にもしっかりと読んで欲しい一冊です。

著者プロフィール

1960年神奈川県生れ。10代よりクライミングを始め、アルパイン、フリー両面で活躍。特にヨセミテに足繁く通う。谷川岳一ノ倉沢大氷柱初登、アストロマン・オンサイト、ノーズ・ワンデイ、トランゴタワー登頂、瑞牆山アレアレア（10p、5.12a）、イクストランへの旅（7p、5.13a） 開拓など。
元クライミング・ジャーナル編集長、元オペル冒険大賞事務局長、現（社）日本山岳ガイド協会フリークライミング・インストラクター。現（社）アルパインクライミング推進協議会代表。
主な著書に『関東周辺の岩場』『関東周辺マルチピッチルート・スーパーガイド』『日本50 名ルート』（白山書房刊）、『最新クライミング技術』『最新アルパインクライミング（東京新聞出版局刊）、『クライマーズ コンディショニング ブック』『我々はいかに石にかじりついてきたか』『日本マルチピッチ・フリークライミングルート図集』（山と溪谷社刊） など。

「2023年 『日本の岩場　上巻　改訂新版』 で使われていた紹介文から引用しています。」