日米同盟と原発 (隠された核の戦後史)

制作 : 中日新聞社会部 
  • 東京新聞出版局
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感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784808309800

作品紹介・あらすじ

世界唯一の被爆国がなぜ原発大国になったのか。米外交史料と百人以上の証言で解明したもう一つの昭和史。

感想・レビュー・書評

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  • 原発にまつわる歴史を日米関係に絡めて綴る内容。
    題材は非常に興味深いものであるが、
    日米がそれぞれがどういった団体の利益によって
    原発開発という決断に至り、世論操作と開発促進に至ったか、
    もう一歩踏み込んだ内容が欲しかった。
    特に序盤は一貫して日米政府を非難する論調だが、
    放射能被害についても科学的な記載は薄い印象を受ける。
    終盤に近づくにつれ、具体性のある内容が増え、面白かった。
    また、浜岡原発に関する巻末の内容は大変興味深い。

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著者プロフィール

新愛知」と「名古屋新聞」を前身に、「中部日本新聞」として1942(昭和17)年創刊。中日新聞(名古屋本社、東海本社)、東京新聞(東京本社)、北陸中日新聞(北陸本社)などを合わせ、333万7000部を発行している。大阪、岐阜、福井に支社、取材拠点となる総支局・通信局部は国内168か所、海外15か所にある。名古屋本社社会部には51人(2020年1月現在)が所属し、愛知県警、愛知県庁、名古屋市役所、司法の取材担当記者のほか、幅広いフィールドで連載企画などに取り組む遊軍、大学や病院を取材する医療科学班などで構成している。中日新聞社会部としての主な編著に『日米同盟と原発 隠された核の戦後史』『君臨する原発 どこまで犠牲を払うのか』(東京新聞出版局)、『祖父たちの告白 太平洋戦争70年目の真実』(中日新聞社)、『新貧乏物語 しのび寄る貧困の現場から』(明石書店)、『少年と罪 事件は何を問いかけるのか』(ヘウレーカ)がある。

「2020年 『死を想え メメント・モリ 多死社会ニッポンの現場を歩く』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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