もっと知りたい本阿弥光悦 生涯と作品 (アート・ビギナーズ・コレクション)

  • 東京美術
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感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (79ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784808710453

感想・レビュー・書評

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  • 多才の芸術家 本阿弥光悦について知る入門書
    書、絵、焼き物、漆工芸...そして本業の刀「拭い」などに渡る解説
    宗達、光悦から始まる「琳派」を理解するにおいても光悦をしることがもとめられる。

  • やはり書が素晴らしいが,蒔絵もすごい.そしてまだ光悦についてはわかっていないこともあり,という立場で述べられているが,かなり詳しく丁寧に書かれていて興味深かった.

  • 光悦芸術を書/絵画(謡本)・漆芸・陶芸の3面からそれぞれの専門家が解説した良書。特に光悦と宗達とが組んで作成した和歌巻について、冊子の1/4を占める大特集を載せている。宗達との関係についての内容が大半を占める。宗達研究でも知られる玉蟲敏子さんが本全体をまとめておられることから信頼できると感じた。
    長らく注目されている光悦であっても、彼の全貌が未だ明らかになっていないことを指摘している点に好印象を得た。特に本阿弥家の系譜に関して、2013年の五島美術館「光悦―桃山の古典」展の新見解を反映したものを載せているなど新規情報を採用しているので、同様の書籍を持っているひとにも勧めたい内容となっている。
    なお、漆芸担当はMOA美術館館長の内田篤呉氏、陶芸担当は三井記念美術館参事の赤沼多佳氏である。

  • “アート・ビギナーズ・コレクション”と銘打ったシリーズですが、薄い冊子にもかかわらず光悦の作品をジャンルごとに深くて緻密に論考されています。大型版でフルカラーなのも高ポイントです。琳派の祖と言われる光悦ですが、フェノロサの「光悦流」という捉え方が適切に思えます。光悦の生涯と作品を知りたい方におすすめの良書です。

  • 2015/12/18完讀

    身為一本向大眾介紹的極基礎書籍,這本書的寫作整體感實在有些沉悶無趣,略嫌可惜。

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著者プロフィール

1955年東京都生まれ。東北大学大学院博士課程前期修了。博士(文学)、日本美術史専攻。静嘉堂文庫美術館主任学芸員を経て、武蔵野美術大学造形学部教授。酒井抱一を中心に宗達・光琳の流れを探究。主な著書に『絵は語る13 夏秋草図屏風』(平凡社、第16回サントリー学芸賞)、『都市のなかの絵』(ブリュッケ、第16回國華賞)、『生きつづける光琳』(吉川弘文館)、『俵屋宗達』(東京大学出版会)など。

「2016年 『日本美術のことばと絵 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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