サッカー観戦力 プロでも見落とすワンランク上の視点

著者 :
  • 東邦出版
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784809413056

作品紹介・あらすじ

ここを見るだけ!1試合の観戦方法を時系列で解説!実際に起こったプレーからその"駆け引き"を徹底分析!

感想・レビュー・書評

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  • まあまあ

  • この本を読んでサッカーを楽しむ見方がひとつ増えた。

    ・システムに対して人間がどう挑んでいくか

    選手の配置、フォーメーションは自チームの持ち味が生かすように並べられる。
    ただ、そこに相手のチームがどう並べてくるかにより、自チームの強みが生かせない問題が生じてくる。

    その問題を個々の選手がどう解決していくか、にサッカーの見所がある。

    解説にあった、2015年のチャンピオンズリーグの決勝をもう一度見たくなった。

  • かなり実践的な内容だった。

    1章試合前
    攻撃については、ダイレクトかポゼッションか。守備についてはハイプレスかリトリートかという切り分けが出来る。

    2章キックオフ
    基本は①前へ進撃②後ろへ下げる③サイドを走らせる
    誰を頼りにしているかが出る。例えば、後ろへ下げてから大儀見にロングフィードを出したのは、左CBの熊谷。右CBの岩清水の足元の技術の低さが伺える。

    システムはゴールキック時に確認出来る。①4-3-3②4-4-2③3-5-2基本はこの3つ。両チームのシステムを噛み合せた際に浮く選手への対応がすなわち戦術。

    3章ビルドアップ
    ビルドアップはより前で『オン』になる状態を目指す。
    グァルディオラの「U字型のパス」、オシムの「各駅停車」なパス回しは相手にとって脅威ではない。

    深さと幅を作っている選手は誰か。バイエルンはリベリーとロッベンで幅を作るために、アラバとラフィーニャを偽のサイドバックとして起用。

    4章フィニッシュ
    ファン•ハール•ユナイテッドのクロス戦術。
    左ウイングのヤングがクロスを上げる際、点で合わせる技術を持つルーニーがニアに、右ウイングの左利きマタがプルバックに備え、マタと入れ代わる格好で長身のフェライニがファーに入る。

    5章ディフェンス
    ファーストディフェンスの位置。

    6章ハーフタイム




    10章ルールとレフェリング
    セットプレー時に離れなければいけない9.15メートル=10ヤード。

    審判はディフェンス側を中心に見る。

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著者プロフィール

1979年12月1日生まれ、岐阜県出身。プレーヤー目線で試合の深みを切り取るサッカーライター。著書は『サッカー観戦力 プロでも見落とすワンランク上の視点』(東邦出版)、『サッカーは監督で決まる リーダーたちの統率術』(中公新書クラレ)など多数。

「2022年 『サッカー指導者は伝え方で決まる 机上は緻密に、現場は柔軟に』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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