本を書こうよ: サラリーマンよ、立ち上がれ 二足のわらじ作家デビューへの道
- 同文書院 (1994年6月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (215ページ)
- / ISBN・EAN: 9784810372205
感想・レビュー・書評
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「二〇〇一年、日本企業勤め人作家事情
1990年後半、出版界に大異変が起こった。サラリーマン作家の台頭である。1994年から始まったサラリーマン執筆運動は、疾風怒涛の盛り上がりを示した。ビジネス書、専門書にとどまらず、小説、詩、脚本とジャンルも多岐にわたり、きらびやかな才能が湧き上がったのだ。」
……という夢物語で始まっています。
「そんな社会がくるかもしれない。そんな時代がくるかもしれない。」
と書かれていますが、2022年の現在、少し違った形で実現しているかのような。
インターネットの発達により、個人が世界に向けて情報を発信する方法は本に限らず、色々な媒体が可能となりました。
今ではユーチューバーとかいう動画の発信が一番ホットでしょうか。
他にもTwitterやブログなど、誰でもお金をかけずに世界に向けて情報を発信することができます。
本書はそのような媒体のない時代に書かれたものです。
当時は個人が世間に向けて意見を発表するというのは本を出したり、せいぜい新聞や雑誌の投書欄くらいで、大変なことでした。
本書の著者は二人とも二足の草鞋作家ということです。
本ばかりでなくブログや動画をせっせと作成している現在のクリエイティブ志向のサラリーマンが今読んでも参考になることは多いのではないでしょうか。
私も若い頃から本の執筆に興味があり、このような本を色々とコレクションしていたのですが、精神状態が悪くてマイナス思考を堂々巡りするばかりで、前向きに執筆活動するどころではありませんでした。若い時代をもったいなく過ごしてしまった。
二足の草鞋作家デビューへの道【本を書こうよ!】
舛井一仁・小石雄一 同文書院
https://diletanto.hateblo.jp/entry/2022/10/31/200657詳細をみるコメント0件をすべて表示