名作古典にでてくる さかなの不思議なむかしばなし (名作古典にでてくる いきものの不思議なむかしばなし)

著者 :
  • 汐文社
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感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (96ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784811327587

作品紹介・あらすじ

鯉が恩返しにやってきた! おいしい鮎をひとりじめにした、ケチな男の運命は? 自分の前世は、蛤だった? 
「さかな」が出てくる、ちょっと不思議なむかしばなしをあつめました。

感想・レビュー・書評

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  • 古典から魚が出てくる作品を集める。
    昭和の頃の懐かしい雰囲気が漂っている。

    因果応報のお話が中心で説話的。

    破天荒な主人公や反省の色がない人物の話が面白い(大人目線では)

    ・鰯の話
    呑気な弟子に与えた罰が罰にならなかった(むしろご褒美だった)←笑った

    ・鮎の話
    ケチな夫と別れさせてくれと妻がお役人のところに駆け込む。聞くと大量の鮎をまだ美味しく料理出来てないから~と結局一人で平らげた。
    ←三十尾を一人で!あと、イラストがずるい。

    ・鯰の話
    父の生まれ変わりという鯰が夢に出てきて、賀茂川にはなしてくれと依頼する。夢の通りに大きな鯰を目の前にした息子は…。
    ←ぎゃーー!!

  • 動物シリーズと違って、わけ分かんない話ばっかりだった。

  • それなりに楽しい

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著者プロフィール

大阪府吹田市生まれ。
京都大学法学部卒。京都大学大学院法学研究科修了。法学修士。上方文化評論家。四條畷学園大学 看護学部 客員教授。剣道2段。
上方を中心とする日本の歴史・文化・芸能に関する講演を国内外の各地で行うとともに、書籍を(本書を含め)通算30冊刊行している。
主な著書:『説話をつれて京都古典漫歩』京都書房 2013、『説話と奇談でめぐる奈良』朱鷺書房 2019、『鬼・雷神・陰陽師』PHP研究所 2004、『増補版 上方学』朝日新聞出版 2012、『古典とあそぼう(全3巻)』子どもの未来社 2009など。

「2020年 『現代語訳近江の説話』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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