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- Amazon.co.jp ・本 (118ページ)
- / ISBN・EAN: 9784811387949
感想・レビュー・書評
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昭和18年、日本軍は兵士不足のため、各中学校に甲種飛行予科練習生の
志願者を割り当てた。
正美の通う愛知一中は、47名の志願者を出さなければならなかった。
勉強することが好きで戦争に興味などなく、親友の光男と将来の夢を
語り合っていた正美も、否応なしに志願への流れにのまれていく。
文学者を夢みていた光男は、生徒集会で「全てを捨てる」と言い切った。
その姿は、もう正美の知る光男ではなかった。
戦争反対を口に出せない状況の中、軍人の戦意高揚の演説に集団が酔いしれ、
その場の勢いに流されてしまったのだ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
どんな状況・気持ちで「戦争に行く」決心をしたのだろうか?私には分からない。体験者である母は多くを語らない、思い出したくないのだろう。その時代は、15歳でなくても「決断」を迫られたのか?
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