ニッポン政界語読本【会話編】

  • 太郎次郎社エディタス
3.25
  • (0)
  • (2)
  • (1)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 13
感想 : 3
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (160ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784811808666

作品紹介・あらすじ

今日も国会では、政治家たちの摩訶不思議なことばが飛び交う。かれらの「政界語」をマスターすれば、超絶技巧の会話術を見抜く能力が身につくかも? 「政界語」研究の第一人者(自称)を講師役に、話題の悶絶教材を味わいつくす。

【単語編】【会話編】同時発売

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 姉妹編(1冊目)と同じく、政治家の国民を小馬鹿にしたような言い逃れ構文を懇切丁寧に解説した本です。

    日本語話者であっても「何が言いたいのかさっぱりわからないし、こちらの質問には何も答えていない」と思われるような政治家の答弁は、筆者のような外国人にはさぞかし不思議に思われるのだろうと思います。
    単語編と合わせて、中高生に紹介したい本ですし、こういった「政界語」を(ふざけて)日常生活の中で使ってみることで、ホンモノの政治に対する興味を持ってもらえればと思います。

    ひとつ疑問に感じたのは、海外の政治家は日本の政治家のように「訳の分からない発言」はしないのかな? ということ。
    是非、筆者にその辺のことも書いて欲しいと思います。

全3件中 1 - 3件を表示

著者プロフィール

カナダ人のフリー翻訳家、ことばオタク。1962年生まれ。1984年から3年間、日本の中学校で英会話講師を務めるとともに、日本語を独学で習得。現在、日本在住。翻訳のかたわら、古文書解読などの研究にいそしむ。漢字に目がなく、永遠の日本語学習者を自覚。古代ギリシア語オタクでもある。趣味は史跡巡り、筋トレ、スキンヘッドの手入れ。著書に、『怪しい日本語研究室』(新潮文庫)、『政・官・財(おえらがた)の日本語塾』『マスコミ無責任文法』(ともに中央公論新社)がある。本書は20年ぶりの著書となる。

「2024年 『ニッポン政界語読本【会話編】』 で使われていた紹介文から引用しています。」

イアン・アーシーの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×