自らの食べ物を将来的にどう確保していくのかという視点から、日本の農業・農村の存在意義、将来の日本の国土・社会のあり方について、考え直してみた。
1958年三重県生まれ。1982年東京大学農学部卒業。農林水産省、九州大学教 授を経て、2006年より東京大学教授。1998~2010年(夏季)米国コーネル大 学客員教授。2006~2014年学術会議連携会員。一般財団法人「食料安全保障 推進財団」理事長。『食の戦争』(文藝春秋 2013年)、『亡国の漁業権開放~協 同組合と資源・地域・国境の崩壊』(筑波書房 2017年)、『農業消滅』(平凡社 新書 2021年)、『協同組合と農業経済~共生システムの経済理論』(東京大学 出版会 2022年 食農資源経済学会賞受賞)、『世界で最初に飢えるのは日本』 (講談社 2022年)、『マンガでわかる 日本の食の危機』(方丈社 2023年)他、 「2023年 『もうひとつの「食料危機」を回避する選択』 で使われていた紹介文から引用しています。」