新・日本現代詩文庫 31

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  • 土曜美術社出版販売
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  • Amazon.co.jp ・本 (169ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784812014844

感想・レビュー・書評

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  • 氏の詩集はすべて持っている

    こういう形式の詩集は
    音楽で言うところのベストアルバムだと思っている

    でも、私は声を大にして言いたい

    これだけではないと。

    そのほかにも素晴らしい詩はいくらでもある

    私の中ではリルケに並ぶ偉大な詩人だ

    背後に潜む戦争の足跡
    その中でも平和を願う言葉の軌跡

    争いではなく
    彼女はひたすら平穏と幸福な日常と

    孤独と悲嘆が降り注ぐ一瞬を切り取った

    「その木について」
    から得た衝撃は計り知れない

    リルケとの出会いで詩の世界に傾倒していた私に
    光を与えてくれた

    私を詩人にしてくれた詩だと思っている

    愛のバラード
    砂漠のロバ
    その木について
    月曜日の詩集

    一つ一つの詩集が
    素晴らしいと思っている


    この詩集だけでは
    その魅力を語りつくせていないのが
    残念でならない

    その片鱗だけでも

    木の存在
    母親の眼差し
    優しい手
    囁くような風
    鳥への親しみ
    海への郷愁
    その全てが 私にとってかけがえのないもの


    http://poemculturetalk.poemculture.main.jp/?eid=190

  • 心あたたまる優しい気持ちになれる詩集です。

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著者プロフィール

1914年~89年。東京日本橋の生まれ。「お母さん詩人」「台所詩人」と呼ばれる。詩誌『野火』を主宰。室生犀星詩人賞、現代詩女流賞受賞。詩集『月曜日の詩集』、『藤』、『夢の手』他、随筆集など著書多数。

「2013年 『高田敏子 暮らしの中の詩』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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