- Amazon.co.jp ・本 (233ページ)
- / ISBN・EAN: 9784812434161
感想・レビュー・書評
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警備員をしている須藤聖は過去のあることから平凡に地道に生活しようと決めていた。しかし警備中に見かけた異様な出で立ちで、行動も言動も美意識が高い真行寺知親は別世界の人物だと思っていた。
そんな交わらなそうな二人が交わったのが運命の始まり。
何でも手に入れる怪盗な知親に目をつけられた聖は拉致されて仲間に誘われます。でも地道に生きていこうとする聖が頷く訳もなく…。
怪盗を職業にするくらいなので、知親に一般常識を説くのも説得も無駄なんですけど、聖の行動の一つ一つに一喜一憂するのが可愛らしいです。
友人で仲間の来生と高遠も、知親を理解しているので聖にも無理強いすることなく聖と知親に寄り添い、歩み寄りやすいように架け橋になるのがすごく良かったです。
知親も二人の言い分にも納得して、聖のために慣れないことをしてみたり努力するところも好ましいです。
今度は知親が活躍する続編とかあるといいなと思いつつ、これで完結かな?残念。
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★3.7
再読。ひっそり地味に暮してたのがひょんなことから攻めに見初められて色々変わっていくっていうシンデレラ的な展開ツボ!高遠や来生が、2人の仲を見守る役割みたいなポジションなのもすごい好き〜。 -
最初は西洋のファンタジーものだと思っていましたが、読んでみたら何のその。義賊と警備員のお話。
そしてこのお話の大事な仇討も終わり方が納得しないのですが、これで終わりかぁ。あの社長のキャラクターがあまりにも魅力がなく、妻も飛ばされた感があって納得できず。
これ、高遠サイドからお話読んでみたいです。奥さんを誑し込んだのでしょうが、そしたらきっとBLではないのでしょう(笑)。 -
タイトルと表紙で出オチ。ライトBLにしたってライトすぎるような…疲れてる時でもさらりと読めるので良いかもしれない。
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怪盗×警備員。
れっきとした現代日本の物語です(笑)
とんだ設定ですが、話自体は面白かったです。気軽に読める作品かと。
それにしてもいおか先生は攻め以外に悪戯されるのを書くのがお好きですねー。ラヴァーズ文庫だから過激なのかな…?
古本屋で見つけなければ読まなかったと思うのですが(笑)買って良かったです♪ -
余りにもお手軽な一冊。普通な警備員が”顔が完璧な左右対称”な点を気に入られてさらわれ。最初は薬でもいきなりベッドの展開で、攻めはハンサム金髪大富豪。う~ん、素直に楽しみましょう。
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タイトル:ラブ・ファントム~キミを攫う怪人~
著者名:いおかいつき
イラスト:國沢智
■Story■
普通がいちばん。それ以上のことを望んでも、ろくなことがないから…。
警備会社に勤める、須藤聖は、両親を亡くして以来、目立たず無欲に生きてきた。
しかし、そんな聖の平穏な日々を打ち破るひとりの男が現れる。
長身に華やかな銀の髪。超美形のその男は自分は怪盗だと断言する。
そのうえ聖の警備する美術館に気に入ったものがあるから、
盗みに入ると予告までしてきたのだ!
半信半疑の聖の前に再び現れた男が、美術館から盗み出したのは、
なんと聖本人で…!!
怪盗VS警備員! 負ければ貞操の危機が!?
■感想■
怪盗なのに正義の味方?!
って言うか、聖の王子様じゃん!!!
くーっ!羨ましい裏設定がたっぷりで、ウットリしちゃったよ(爆)
「助けて!正義のヒーロー!!」って言うような
ベタなお約束設定がお好きな方には、オススメです。 -
珍しくも作者買い。「リロード」から。
前の時も思いましたが、自分もしくは相手の気持ちに気づく時の描写が往生際良すぎな感じで…。
私の気持ちがついていかない…。
往生際が良いおかげで、主人公の顔以外のどこに惚れられたのかもよく分からないままだったり。
現実的には理由もなく好きになってしまったというのもアリだと思いますが、物語的には何かしら感情移入のできる理由が欲しいところです。
「それじゃ愛人かペットだよ」という言葉を作中で否定しているのに、最後までこれじゃペットじゃんという感想から抜け出せませんでした。
なんの力にもなれないけど仲間になると承諾した途端求められるってそれつまり、役割=ペットだよ ねぇ…?それでいいのか主人公!
でもこの方の文章が好きなのでそれなりに楽しめました。
攻めが頭の中でフルバの兄ちゃんでした。まあ楽しい。 -
★2.5
読了日:? 出版日:03/2008