幽刻記―現代百物語 (竹書房文庫)

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  • 竹書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (221ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784812436837

感想・レビュー・書評

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  • とても恐いお話を読みました。
    「クゥケケケケ」という一編です。
    ネタバレしない程度にあらすじを述べると…。

    墓地の近辺に住むことになった夫婦が、ある夜楽しげな笑うように鳴く鳥の声を聞く。
    その後、その鳥の声を聞こえる時、身近な生き物が無残な死をむかえるように。
    そして、夫婦の血縁者が危険な状態だという夜、いつも以上に楽しげに鳴く鳥の声を聞く。
    墓地に姿を見せた、その声の主の姿とは…。

    という話なんですが、情景が目に浮かんできて、かなり恐かった覚えがあります。
    怪談などで、本気で恐いと思うことが近頃無くなっていたのですが、これを読んだあと、暗闇でこの話の声の主の姿を想像して、背筋が寒くなりました。

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著者プロフィール

西浦和也 (にしうらわ)

不思議&怪談蒐集家。心霊番組「北野誠のおまえら行くな。」や怪談トークライブ、ゲーム、DVD等の企画も手掛ける。イラストレーターとしても活躍する。単著に「現代百物語」シリーズ、『西浦和也選集 獄ノ墓』『西浦和也選集 迎賓館』『実話怪異録 死に姓の陸』『帝都怪談』、共著に『出雲怪談』『現代怪談 地獄めぐり』などがある。

「2023年 『実話怪談 恐の家族』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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