まだ見ぬあなたに野の花を (ラズベリーブックス ク 2-5)

  • 竹書房
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感想 : 16
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  • Amazon.co.jp ・本 (461ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784812438718

感想・レビュー・書評

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  • ブリジャートン家シリーズの5作目は次女・エロイーズが主人公。
    独身生活を楽しみながらも“いつの日か兄弟達の様に愛する人と巡り会える”と思っていたエロイーズ。
    同じような立場―オールドミス―の親友が結婚したこと(しかも相手が兄!)に衝撃を受けたエロイーズは、家族に告げず舞踏会を抜け出して、密かに文通を続けていたサー・フィリップの元へと向かった。
    素朴ながらも美しい押し花を手紙に同封してくれた彼に、最後の望みを賭けて―。
    一方のフィリップは、エロイーズを冴えない老嬢だと思い込み、自身のふたりの子どもの良き母になって貰えれば…と望んでいた。
    やがてフィリップの屋敷へ到着し対面を果たしたふたりだが―想像とは全く違うその姿、性格に戸惑うばかりで…。

    正直、人生でこれほど興味が無い時期はなかった…という位、本に手が伸びない今日この頃。
    シリーズものも三冊越えるとだれるよね~と思いつつも…読み始めれば一気!な一冊でした
    舞台がロンドンから離れ、華やかなパーティー等催しがないのが残念(時代背景的に。)★
    前作でレディ・ホイッスルダウンの正体も明かされてしまったので、そのゴシップ記事も無く
    ロマンスもあるけど、どちらかというと家族愛が強いかも?
    ブリジャートン家の結束と、フィリップの子どもたちとのイタズラ戦争にほのぼのします
    蜂とかニヤリと出来るエピソードも有りですし。
    あと、エロイーズが射撃の名手だったのが嬉しかった
    そして、なんだかんだ言っても、やっぱり次作が気になるのでした…

    20090704

  • ★四つに近い三つです。
    傲慢でも、放蕩者でもないヒーローが結構好みです。
    優しい気持ちになれる作品。
    双子たちも◎

    ヒロイン、ヒーローがどちらも飾らず、自分に正直に心情を語ろうと
    努力するところが、清々しいです。

  • ブリジャートンシリーズです。
    ロマンス小説の時代物、特に19世紀のイギリス物は多いように思いますが、堅苦しいこの時代の話でも、このシリーズは登場人物の性格のせいか著者の筆力のせいかさらっとしていて読みやすいです。
    軽すぎず重すぎず。
    華やかな子爵家の兄弟姉妹たちの恋愛結婚を描いたシリーズで、みんなそれぞれに人柄がいいので読みやすいのかもしれません。
    今回はEのエロイーズが主人公。(兄弟たちはみなアルファベット順に名前をつけられてるので、彼女は5番目の子供になりますね)
    この時代としてはありえない、淑女が単身で男性の家を訪れるという暴挙をしでかすのですが、ヒストリカルを読んでいると、当時の文化が非常に興味深く勉強することができますね。

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著者プロフィール

【著者略歴】
ジュリア・クイン
Julia Quinn
ハーバード大学ラドクリフ・カレッジ卒業後すぐにロマンス小説を書き始め、1995年に"Splendid"(邦題:『すみれの瞳に公爵のキスを』)で作家デビュー。2000年に発表した〈ブリジャートン家〉シリーズの第1作、2作、4作がRITA賞の候補作に選ばれ、人気ヒストリカル・ロマンス作家としての地位を確立。2007年、シリーズ第8作でついに受賞。その他2作品がRITA賞を受賞している。米国ロマンス作家協会殿堂入り。太平洋岸北西部に家族と在住。

「2022年 『ブリジャートン家9 幸せのその後で ~ブリジャートン家後日譚~』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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