不埒な公爵と恋の賭けを (ラズベリーブックス)

  • 竹書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (462ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784812441664

感想・レビュー・書評

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  • 「悪魔の公爵」「天使の伯爵」と呼ばれる放蕩者のニコラスとデレク。
    二人は酔っ払った挙げ句、どちらが魅力的な"恋人"か賭けをすることに。
    そのお相手に立候補したのが未亡人のキャロライン。
    亡き夫に傷付けられたキャロラインに心をゆっくり溶かしていくニコラスが素敵だった。
    終盤の母親に対して惚気けるニコラスはもう放蕩者なんて呼べない。

    一方賭けをしたもののあまり乗り気でないデレク。
    その理由は幼馴染のアナベルに恋をしているから。
    しかしアナベルはデレクを軽蔑していて別の人と婚約までしてしまった。
    読んでみるとデレクかわいそうなんて思えるけど、これがアナベルをヒロインとして書かれた作品だったら1年前の事件についてデレクに対してそれはないんじゃない??なんて思ってしまうかも。
    視点って重要ですね。デレクとアナベルは脇役だからいいのかもしれない。

    どちらもカップルも魅力的でした。

  • 作品紹介のあらすじを読んで、ちょっと「えっ…。」って思ってしまいましたが、結局ヒロインが2人の男性の相手をすることはなく、エマ・ワイルズお得意の2組カップルの話が同時進行するパターンの作品でした。

    悪魔の公爵と呼ばれるニコラスと、冷たい美女と評判の未亡人キャロライン、天使の伯爵と呼ばれるデレクと、彼の叔父が後見人となっているアナベル。
    ニコラスとキャロラインは、お互いに過去の経験から異性を信じられなくなっているという部分が似ている2人。
    デレクとアナベルは、年の離れた幼なじみのようなもので、1年前デレクがアナベルの心を傷つけてしまったことによって、関係が拗れてしまっています。

    どちらのカップルのお話も面白かったかな。
    キャロラインの知性と、アナベルの行動力は、どちらもそれぞれ魅力的で、好感が持てました。
    ヒーロー2人も、放蕩者と呼ばれる割には、愛する人の為には、誠実で頼れるナイトになれる男性でした。
    それにしても、ラストシーン近くのニコラスの腹の括りっぷりは男前過ぎて、ドキドキしましたよ。
    読後感の良い作品で、面白かったです。

  • 話は割と淡々と進むけど、
    そこそこ遊んでたけど誠実で実はロマンチストな公爵様と
    放蕩者だったけど運命の人に出会ってしまって絶望的なまでにメロメロな準主役に☆をプラス

  • 酔っぱらい貴族の賭けから始まったロマンス。ヒーロー “悪魔の公爵”と“天使の伯爵”。ヒロイン “クールビューティーな未亡人”と“ほかの男と婚約中の幼なじみ” 。運命の相手と出逢ったはいいが 放蕩者の名が泣きそうなほど実は結婚に対しては真面目なお二人であった。未亡人のストーカーっぽい男は 本当にズーズーしい奴だった。それにしてもアホな賭けだった・・・

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著者プロフィール

アメリカ、ミネソタ州生まれ。
幼いころからの読書好きが高じて自然に作家の道へ。
リージェンシー・ロマンスを中心にeブック(電子書籍)形式で20作以上を発表、No.1ベストセラーを連発する。
2005年度ウィスコンシンRWAヒストリカル・ロマンス賞、2006年度Lories賞、2007年度Eppie最優秀エロティック・ヒストリカル・ロマンス賞など受賞多数。
現在はインディアナ州で夫と3人の子ども、たくさんのペットと一緒に暮らしている。

「2019年 『恋はどしゃ降りの夜に 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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