月明かりの下でキスを盗まれて (ラズベリーブックス)

  • 竹書房
3.55
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本棚登録 : 57
感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (418ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784812445402

感想・レビュー・書評

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  • ★3.5

    家同士で確執があるヒロインの屋敷に忍び込んだヒーロー。
    そこで月明かりの下のバルコニーで佇むヒロインを見つけ…。

    とにかくヒーローが良い。
    ヒロインにメロメロで常にヒロインにとって最善の道を取ろうとする姿が素敵だった。

    家同士の確執の原因となった事件の真相は若干拍子抜けというか呆然としてしまった。
    女は上書き保存なんですね…。
    ちょっと夢見すぎてたみたい(笑)

    色々と怪しんだりもしたけど、結局悪い人がいなかったのも印象的。
    ただヒロインの喘息持ちの設定が最初だけで後半あまり生かされてない気がする。

    ヒーローとヒロインの容姿の描写が多くて読む上で2人の姿を想像しやすくて読みやすかった。

  • 祖母に頼まれた鍵を探すため家同士の古くからの確執のある伯爵家に忍び込んだ公爵家の三男坊アレクサンダー。思いがけない伯爵家の娘アメリアの帰宅に身を隠すが、ふらついたアメリアを思わず抱きとめちゃってからの〜恋の始まり。許されない2人の恋愛のストーリーに併せ、祖父の代に起こった、両家の確執の元となった悲劇の真実と、2人の本当の幸せを握ると思われる鍵の行方がよりストーリーを盛り上げています。このカップル、好きだなぁ…ラストで父・公爵がアメリアに首飾りを手渡す場面でジ〜ンときました。

  • 放蕩者の青年貴族3人に1人ずつスポットを当てる“Notorious Bachelors”シリーズの1作目です。

    ハサウェイ伯爵令嬢のアメリアと、ハサウェイ家とは確執のあるバークリー侯爵家の三男アレクサンダーの恋の物語です。
    元軍人のアレクサンダーは、愛する祖母の頼みによって、とある鍵を探す為にハサウェイ家に侵入し、アメリアと出会います。
    両家の間に古い確執があることを知っても、惹かれ合うようになる2人の姿が、自然に描かれていて、楽しく読むことができました。

    アメリアは美しさだけでなく、聡明さや勇気を持ち合わせていて、社交界デビューしたばかりとは思えないほどのしっかり者。
    アレクサンダーは、兄が放蕩者だったというだけで、世間では同じカテゴリに入れられてしまっていますが、実は誠実で真面目な男性です。
    お互いに噂話や見かけで、相手を判断せずに、自分の目で人間性や魅力を見極めて、夢中になっていく姿が微笑ましかったです。
    アレクサンダーが、全力でアメリアを守ろうとする真摯な姿にもときめいてしまいました。

    両家の確執の裏に、隠された真実があったりはしますが、2人が命を狙われるような深刻な事件は起きませんし、割と安心して最後まで読み終えることができる作品だったなと思います。

  • ☆2.5
    エマ・ワイルズらしく雰囲気は大甘。
    でも、順調すぎてちょっとダラダラしてる。
    祖父母時代の謎が常につきまとうんだけど、なんだか中途半端だし
    設定が活きてこず、あっさり終わりだし。
    登場人物たちがなぜそういう行動をとったのかちょっとしっくりできなくてモヤモヤ感が…
    (特に鍵の奪回にこだわるお祖母様。庶民な私には貴族の感覚が理解できないだけ?! あとヒロイン父も)
    ヒロイン病弱設定なんだけど、なんか病弱さ感じないんだよね。
    子供から大人になりかけの生意気な感じでかわいげないし。
    (美人で完璧過ぎるのがオモシロクナイだけ、とも言える)

    同時進行のロマンスは控えめかな。
    こちらのカップルもいい雰囲気だったんだけどな~

  • ぜんそく気味だけど自立心豊かなヒロイン、放蕩者のうわさはあるけど実は誠実なヒーロー、出会いはショッキングだけど展開はまだるっこしい。祖父母の時代の確執がかかわってくるが善意か悪意どちらかわからないアクションにイライラした。
    脇役の叔母のカップルの恋愛とか、ヒーローの兄夫婦の恋愛(未訳があるのか?)の方が興味深い。

  • 〈シリーズ 1〉持病持ちの伯爵令嬢ヒロイン。伯爵家と確執のある孝公爵家三男ヒーロー。盗みに入った先でヒロインに発見されても堂々たる態度のヒーローである。不可解な展開も多い中2人に届きはじめた大昔の恋文。両家を巻き込んだ昔のスキャンダルに隠された真実を探るうちに2人はいつしか惹かれ合う。ヒーローがいつだってヒロインの身体を心配し守ろうとするロマンチックな展開。もう一組大人のロマンスも進行してるんだが そちらのやり取りも面白いな。

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著者プロフィール

アメリカ、ミネソタ州生まれ。
幼いころからの読書好きが高じて自然に作家の道へ。
リージェンシー・ロマンスを中心にeブック(電子書籍)形式で20作以上を発表、No.1ベストセラーを連発する。
2005年度ウィスコンシンRWAヒストリカル・ロマンス賞、2006年度Lories賞、2007年度Eppie最優秀エロティック・ヒストリカル・ロマンス賞など受賞多数。
現在はインディアナ州で夫と3人の子ども、たくさんのペットと一緒に暮らしている。

「2019年 『恋はどしゃ降りの夜に 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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