- Amazon.co.jp ・本 (214ページ)
- / ISBN・EAN: 9784812446980
感想・レビュー・書評
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面白かった!サスペンス調のストーリーに異様なカップリング。でもそこがまた良かった。最後の最後、あれはHAPPYENDで終わったんでしょうか?HAPPYENDだったはず。そのほうが良い。とにかく面白かったです
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どうしても、3人称書きの部分に一人称が混じるのが気になってしょうがなかった…多分、文体の波長が合わないんだろうなぁ。冷静に粗筋を辿ると、初めから用意されていたヒントの上を貴志が歩き廻っている、と言う感じがして、左遷されてやさぐれてた所をがむしゃらに真相を追う、と言う新聞記者としての飢餓感で到達した、と言う感じがしなかったんだよなぁ。ネタはいつも他から提供されて、そこへのこのこ出て行って男に凌辱される、と…
自分を暴力的に凌辱した相手に愛情を抱いてしまう、と言う面で「虚偽」と言う感じが出ているのではなくて、一人の人間の分裂した人格を深く愛してしまう苦しみ・痛みの部分は後半凄く伝わるのだが、そう言う面と、事件を追う新聞記者としての主人公の物語の部分の描かれ方に統一感がない、と言う感じが上巻から抜けなくて、これは作者の文章力ではなくて、単に個人的に「合わない」と言う事だろうと思う。 -
『ダークフェイス 閉じ込められた素顔 上巻』
⇒『ディープフェイス 閉じ込められた素顔 下巻』 -
上巻で感じた、貴志が事件に突っ込んでいく動機付けが弱さは、下巻ではそこに篠原を護りたいという気持ちとリョウに対する恋情が加算され、それなりには理解できる。でも、貴志のリョウに対する心情変化が唐突な印象で、いつの間に好きになってたん?と置いてけぼり感が強い。リョウの甘さも然り。事件の幕切れもあっけなく、不動とハオの存在意義も希薄。裏切り者も同様で。ただ、裏人格に惚れるという切なさは終盤からラストにかけてすごく伝わってくる。だからこそ、恋に至る二人の心情をもっとじっくり描いて欲しかったかな。
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無理矢理身体の関係を持たれたリョウに心惹かれていく自分と葛藤する貴志。
リョウも自分の正体を貴志に明かします。
その事を話したのは貴志だけだ、と告げて。
篠原の抱える重大な真相も綻びを見せて、貴志はその人物と対面します。命がけで。
信じていた人物の裏切りや暴力的な事はありましたが最後は自分の本当の気持ちを伝えられてよかった。
それが明日に繋がるのかは分かりませんが。
最後まで息を付く暇のない程惹き付けられるお話で、一気に読み終わりました。
最後のシーン。貴志にとっていい方向にむかうのでしょうか〜☆