- Amazon.co.jp ・本 (223ページ)
- / ISBN・EAN: 9784812448816
作品紹介・あらすじ
赤い瞳、年をとらない身体-。誰にも言えない秘密を抱えて生きてきた、調香師の香具山紲は、都会を避け、軽井沢の別荘地でひっそりと暮らしていた。しかしそこへ、過去に最悪の別れ方をした元恋人のルイが姿を見せ驚愕する。「次に私の前に現れれば殺す」。別れ際、酷い言葉を残したルイは、今も紲も憎んでいるはずだった。あれから百年近く経った今になってルイが現れたのは、裏切りにも似た過去の紲の決断を裁くためなのか、それとも…。人間よりも麗しく、獣よりも狂おしい、人ならざる者たちの気高い愛の物語。
感想・レビュー・書評
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貴族の吸血鬼と亜種(隔世遺伝みたいな)の淫魔との再会愛feat.貴族の獣人といった感じのお話し。
プロローグはいきなり攻と受の決別から始まります。タダゴトならぬ緊迫感のある場面ですが、最初はもちろん何が何やら?です。
ファンタジーは現実にない世界感を捉えて入り込むのが大変で私は苦手としているジャンルなのですが、そういう拒否感を感じる前に、不穏な流れの方に惹きつけられました。
攻も受も肝心な部分で臆病になり過ぎて誤解やすれ違いが多く、特に攻視点での買い物の場面は切なかったし、それでも受に笑ってもらいたいと黙って付き従う攻が、もはやどっちが貴族だよ!?ってレベルで健気でした^^;
でもそんなこんなですが、
私は攻より受より獣人の蒼真推しです(≧∀≦)
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初めて読む設定の作品だが、深く考えなくても容易に理解できた。
人間てはない故の縛りもこの作品の魅力。
攻めの溺愛っぷりが面白い。 -
シリーズ1作目。貴族悪魔の吸血鬼・ルイ×淫魔で調香師・紲。人外ファンタジーもの。冒頭の「次にあったら殺す」とルイのセリフで始まったストーリー。一体何が?と。読み進めてイキナリな説明なしの世界観にシリーズ途中から読み始めちゃった?!と。ルイと紲の出会い等は丁度半分くらい読んでから始まるのでそこからはスラスラ〜と。でも、頑なにルイの気持ちを拒む紲には何で?なぜ拒む?と…。後半に紲の拒む訳が分かったが、正直、え?って(^^;;ルイの紲に一途な気持ちにはキュンと♡次作から面白くなると期待して読了〜
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大好きな吸血鬼ものー♪と思って手にとったけれど、むしろ豹の獣人の蒼真に萌えたっていうか。こういう人外ものは楽しい。ただ、主人公が恋人の吸血鬼を拒む理由があまりしっくり来なくて(まあ拒まないと話が進まないんだけど)、そこが少し残念。ブライトプリズンといい、暴君竜といい、突飛な設定の中でも主人公たちの心情に説得力を持たせてくれるのが犬飼先生の上手いところなのだけど、この作品の主人公はそのへんが少し伝わりづらい感じがする。
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読みたかったシリーズを一気読み。これは一作目。感想はとても読みにくかった。期待していたものが大きかったのか少し残念な感じ。作者がこの一作目に書きたいものを詰め込んでそれをバラバラにしすぎたのか話がとんでうーん・・・。あと受けの性格がどうも好きになれなかった
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愛されることに臆病な受け様が愛しいです。壮大な痴話喧嘩のようですが、世界観がしっかりしていて面白かったです。12/28再読。続編を読んでから読み返すと、後半のシーンが意味合いのある物だった事に気付きます。それにしてもルイが可愛い。
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なんともどこまでルイ(攻)は紲(受)を好きなんだろう。
そしてどこまで上から目線なんだろう。
なんだか紲がつらすぎて。