白の無言 (バンブー・コミックス 麗人セレクション)

著者 :
  • 竹書房
3.67
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本棚登録 : 95
感想 : 14
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784812459683

感想・レビュー・書評

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  • BLというより男色、あとがきにありましたがその通りだと。真面目な内容なんだけど、これはウケ狙いなのか?と思えるシュールな所がチラホラ。「大日本帝国万歳…」バタリ…みたいなの。けっこう好きです。蝉の二人のお話はコメディでしたが面白かったです。義経の話も美しかった

  • まだまだ未読の作家さんがいる、初読みである。士官学校で同期の桐島と高橋。妾の子と揶揄を受けるが優秀な桐島を、高橋は友でありつつもくそが付くほど真面目な憧憬のまなざしで見ている。桐島が上官の慰み者にされているのを見て、彼に欲情してしまった高橋。猛り狂った気持ちを桐島にぶつけるが、二人の袂は分かたれる。高橋は父の跡を継いで蔵相の秘書官の道へ…表題作から巻末の『紅蕾』まで、作者の美麗な絵柄と美意識が行き渡っている…古き良き、とは言わないがJUNEで本誌で見かけた絵柄の様な気がするのだが、イラストなど描かれてなかっただろうか。

  • あまり好みの一冊ではなかったけれど、一つ一つのお話を読み終わるごとに思うことがありました。
    JUNEのような、ほの暗く痛みを感じた

  • しのぶれどの前に発表された作品だけど時系列的には結末。
    悲しい最後。
    これがあるからこそしのぶれどが輝いたというか。
    大竹さんの繊細な絵が話とすごくマッチしていて、確かにこれはBLというより男色です。
    紅蕾もよかったなあ。

  • 勧められた作品。☆4.5くらい。
    圧倒的な画力、キャラを見せるセンス、懐かしい雰囲気の典型的な
    JUNE本で期待以上だった。再読も楽しみ。

  • うーん、これはどうなんだろう。期待の大正・昭和軍人モノでしたがなんだか少し昔のビーエルに特有のなんとも言えないあの受けの身体の曲線とか、性格とかが、なんだか受け入れがたいかんじだった。あと、絵が綺麗すぎるせいでギャグなのかそうでないのかがとても分かりにくい。シリアスかと思って読んでいたら物凄く典型的な狙った感じのビーエル台詞がでてきてこれはギャグとしてあえてやっているのかシリアスなのか、迷うレベルだったかな。

  • 一本一本丁寧に描いている感じのする絵です。
    あとがきで、担当さんに"BOY'Sというより男色」と指摘されたとか。
    うんうん。でも、それがすごくいいんです~。

    単純にBLとしてだけじゃなく、何か心に残る作品だと思います。

  • ☆4.5


  • 『白の無言』、『古痕』、『青蝉』、『患者H』、『紅蕾』の五編収録。
    BLと言うよりは耽美系作品。

    私の好みは最後の『紅蕾』で、非常にクオリティの高い源平物。
    歴史に材を取ってはいるものの、完全に架空の作品。
    だが、それが気にならないくらい出来が良い。
    これは大竹版「敦盛の最期」だと言える。
    こういう時代物がもっと読みたいものだ。

    他の四編は“帝国陸軍好き”には絶対オススメ。

    http://livelydecadence.blog45.fc2.com/blog-entry-36.html

  • このお方に一生ついていきます。

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著者プロフィール

漫画家。一九九三年、角川書店よりデビュー。主に日本の歴史・時代物を中心に執筆。著書に「白の無言」(竹書房)「写楽(原作/皆川博子)」「源平紅雪綺譚」「秘すれば花」「しのぶれど」「百々之助☆変化」「阿修羅の契」(小池書院)など。

「2019年 『全訳 男色大鑑〈歌舞伎若衆編〉』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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