モノローグジェネレーション (バンブーコミックス)

著者 :
  • 竹書房
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本棚登録 : 72
感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (114ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784812481486

感想・レビュー・書評

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  • 素晴らしい!!! ラストシーンで思わず枕に突っ伏し、声を上げて泣いてしまった。
    3冊目が一番自由度が高く、同時に『ふたりごと自由帳』に近い辛辣さがあって、孤独感、人はひとりで生きてゆく、というどうしようもない閉塞がより強かった。だからこそ、3作全部を1本に繋げる、たった8コマのあの破壊力がすごい! 最終回にする、という決意の強さが、一番強いメッセージを引き出していたのかも。
    たとえ人間が死ぬまで独りぼっちの存在だとして、それが覆せない真実だとしても、それでも……きっと人は、自分ではない誰かを想うことが出来る。すべては繋がっている。きっと生きてゆけるよ。絶望の向こうの真心がまっすぐと読む人を突き刺す傑作。早くも今年のナンバーワンかも……。
    【追記】あぁ、やっぱりまだ言葉が溢れ出て来てしまう。孤独と手をつなぎたい。もっとしなやかに強くありたい。

  • 三部作の第3作目。
    基本どこから読んでもいいスタイルだと思うが、最後の最後だけは、ちゃんと最後に読むべし。

  • 好きです。

  • フェア対象作品ということで先に買いましたが、前の二作も出来るだけ早く読みたい気持ちです。
    さっぱりだけどぱさぱさしてなくて、やわらかくて。ときおりすごく心をえぐって来るのがありますけど…15話最後の1本最後のコマとか。これぞ4コマって感じです。どんでんがえし。
    一番のどんでん返しは最後の8コマですが。やさしいけれど刺さる。

  • 色々な女子の色々な見方とか日常とか。
    時々切ないけど、読んだら前向きになっちゃうわよ。

  • ひたすら切ない抒情に満ちた佳作。いじめなどの辛辣な心理描写もあるけれど可愛い絵柄と寸止めでさらりとソフトにまとめているのはこの作者の力量に他ならない。接点なく語られていたメインキャラ8人の人生が僅か8コマで一気に繋がるラストに「そう来たか!」とただびっくり。

  • モノローグシリーズの最終巻。

    ほぼ、同じ展開の作品ですが、それも、また良いと。

    この辺は好みです。

  • どれも秀逸な中で、いじめをテーマにした15話にはやられた。小坂テイスト全開のソフトな空気で、人間の駄目っぷりが一歩引いた視点で描かれている。すごい。同人誌だけでなく、商業誌でもこんな作品が描けるようになって来て、これからますます楽しみ過ぎる。

  • 流石!俺たちの4コマ王子!
    中央モノローグ線から始まるモノローグシリーズ最後の一冊だそうで。一回の連載で一つのテーマで色々なキャラクターがそれぞれの視点で呟いていく心から漏れ出るモノローグによって織り成すそれぞれのストーリーが絡まり会って、何時かの自分をそこに見いだすことができるから、クスリと笑えてしまう。最終回は必見。王子に殺られたw

  • 小坂俊史(@kosaka_s)先生、ありがとうございます。
    実に感慨深い。
    モノローグなため、隅々までじっくり読み込まなければならない仕掛け?が、文芸作品を読んでいるような味わいで、この手法が大好きでした。
    「中央線」や「遠野」に出てきた何人かのその後もちょっと分かって
    大団円、って感じですね。
    最後の最後の最後のあのコマ、その台詞なの!?ってのもあるし
    でも見事なオチで、「なんでー!?」って思いつつ涙が滲んでしまいました。
    重ねて、素敵なシリーズをありがとうございました。

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