偽りの祝福は公爵のあやまち (ラズベリーブックス)

  • 竹書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (471ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784812498781

作品紹介・あらすじ

エインズリーは若くして完璧な公爵と評価されている。しかし彼の人生と心は、あの夜、崩れ去った…。親友で従兄弟のウォルフォートの妻ジェーンの懐妊がわかり、ふたりで飲み明かした日、馬車の事故でウォルフォートは歩けない身体となったうえ、子供を望めなくなった。おまけに心痛からジェーンは流産してしまう。-3年の時が過ぎても、エインズリーは親友と共に心に重い枷を背負ったままだった。そして、ある晩、ウォルフォートは彼に告げたのだ。「借りはないことにしてやる。妻に子を宿してくれれば…」と。密かにジェーンを想っていたエインズリーは、だからこそ断るが、ウォルフォートの懇願と、子供を熱望し、献身的に夫を支えるジェーンのために、頼みをきくことにする。彼の条件はひとつ、生まれた子供を夫妻が愛すること、彼女の条件もひとつ、決してキスはしないこと…。愛していることを気づかれてはいけないエインズリーと、憎んでいた相手に惹かれてしまうジェーン。切ない4週間の逢瀬の先に待つものは-?

感想・レビュー・書評

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  • 事故により下半身不随となった夫の代わりに「あること」を依頼された「愛人」としてもてはやされている男性。その依頼は、だれにも辛いことだけれど……。まあこうなるよね、という結末。それでも楽しむ二人が刹那的でよかったです。

  • h/hは、置いといて…ヒロイン夫が無理 もう、生理的に無理だ 障害も自ら招いた事故であるし同情できない

  • <ロンドンでもっともすばらしい愛人たち>シリーズ三部作の最終作。
    父親がそれぞれ違う三兄弟の、末っ子エインズリーがいよいよヒーロー。
    相手は親友で従兄弟のウォルホートの妻であるジェーン。
    三年前ウォルホートとエインズリーは二人で飲み明かした夜に馬車の事故をおこし、ウォルホートは下半身不随になり子供を望めなくなった。
    妻のジェーンはストレスで流産。
    三年後の現在、ウォルホートからエインズリーに驚愕の申し出があった。なんと妻のジェーンに子供を授けて欲しいと言うのだ。
    密かにジェーンを想っていたエインズリーは・・・。


    三兄弟の中で一番責任感が強くて、自分の周りを守りたいという気持ちの強いエインズリーがヒーローと言うことで楽しみにしてた。
    ウォルホートはろくでなしと思うけど、なんでそんなにエインズリーが彼をこんなに庇ったり親友として扱ってるのか判らない。
    ジェーンも、なぜこんなにひどい目にあってるのに、愛してるというのか判らない。
    一度もウォルホート相手に怒って、傷ついたか話してないよね。
    エインズリーには怒ったり泣いたり、わめいたりしてるのに。
    死にそうな人、ハンディキャップのある相手には何されても我慢しなきゃならないから?
    ヒーロー、ヒロインとも、何故そこまでウォルホートを愛せるのかわからん。
    そうならもっと「こんな人物だったら仕方ない」と思わせるような魅力的な場面書いて欲しかったな。
    ところでちょいちょい、「ウォルホート」と書く所が「ウエストクリフ」ってなってたけど、訳者の間違い?それとも作者が間違ってて、気付かずそのまま訳した?誰もチェックしないの?

    今回一番切なかったのは、レオ。
    テッサは一番残酷だと思ったわ。
    結局、レオが幸せになったんでよかったけど。

    ウォルホートの死因がイマイチ判らなかったのだけど、著者あとがきを読んで納得。
    昔の医者の知識の無さって怖いよね。瀉血とかヒルとか。

    今回はいかにエインズリーが素晴らしのかってお話だった。聖人並。
    最後は本当にハッピーで良かったと思う。

    ☆はぎりぎり4つ。

  • 〈ロンドンでもっともすばらしい愛人たち〉シリーズ三部作、第3弾。

    三男 エインズリー公爵 ランサム・シーモア

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