きゃっつ~四畳半ぶらぶら節~ (H&C Comics ihr HertZシリーズ)
- 大洋図書 (2016年3月1日発売)
- Amazon.co.jp ・マンガ
- / ISBN・EAN: 9784813031093
感想・レビュー・書評
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ネコ耳とかっていうレベルじゃないです!猫BLです。二足歩行のてやんでぇな江戸っ子の猫たちによる、大江戸猫情BL話でした。切り口が面白いし、やたら猫の描き方が上手いですw
江戸の下町長屋が舞台になっているあたりは、とてもへび子センセらしいです。
はちわれ白黒猫でふんちらセクシーな魚屋の清二と、耳黒白猫で男癖の悪い居候ニートの弥源治が柳町の猫たちと繰り広げるいろんな騒動が生き生きと描かれていてめちゃくちゃ楽しかったです。
その場の情景が極彩色で目の前に広がる気がします。
清二はさすがに色男番付3位だけあってw見上げた男気の持ち主です。働かずにぶらぶらしてる弥源治だけではなく、拾ってきた子猫のぼんの面倒まで見てあげる情け深さ…!
それだけじゃなく、菊哉のことでもすごく胸アツになっちゃいました。
弥源治も根はやさしくて機転もきく憎めない猫です。
ぼんや三吉を守る弥源治がすてきでした。
エロ的には、清二も弥源治も色気大量だけど、Hシーンはまだ登場していません。WEB連載中なので、これからに期待です。
でも、江戸らしい雰囲気や猫同士wの極上のやりとりを見ているとそれだけで充分堪能できてしまうんですよね。二人(二匹?)の関係も笑ったりドキドキしたりで面白さいっぱい!
コミックスの装丁も時代物ぽく小洒落てて、カバー下もあって、すみずみまで手抜きなし。
続きがとても楽しみです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
DMMにて読了。
柳町の長屋で二人暮しの魚屋の清二と居候にーとの弥源治。そして弥源治が拾ってきたどこぞの仔猫・ぼんも加わり、お江戸風猫わーるどな義理と人情の日常BL。
BL色はまだほんのりで、判明していない謎も多々あり恐らく続編が存在したと思われますが、諸事情で叶わず……といったところかと思います。
単行本の巻末にも『Webにて連載中』との記載があったとのことですし、紹介文には『ニンゲン』の文字もあったそうなので……(それってどういう世界観なのか)(一番謎)
手に取るのが遅くなってしまい、個人的には好きでとても面白かったのですが今はページもなく、きっとここからだったであろう続編にお目にかかれる日が来ないことが悔やまれます。
ほのぼのコメディな日常に隠れ、どこかしっとりとした謎が散らばる一冊で私としてはこれだけでも楽しく読めましたので、機会があれば是非。 -
だって猫だもん…それ以上でもそれ以下にも萌えられなかったよ。
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へび子さんの持ち味は郷愁の様に後ろ向きではない「昭和臭」だったのだが、江戸の街の活気溢れる人情風味も凄く合っていて、作者の人間が好き、と言う気持ちが猫として描かれていて独創的。単に猫にしてみましたで終わらない…無論、この作品も続きが出るモノと思っている…。
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猫で江戸でBL。どうしてこうなった。
最初ギャグだと思って読んでいたのが、いつの間にか、「つ」の字状のものを頭に載せた珍妙な猫っぽい二足歩行する生き物に慣れてしまい、清二が男前って言われたらお、男前かも...?って気もしてきた。ぼん可愛い??可愛いね...???
魚屋の清二と、清二の居候の弥源治、弥源治の拾い子ぼんの長屋暮らしコメディ。巻数表記ないけど、続きが出るといいなあ。 -
いいっ!猫が擬人化した江戸の人情BLなんてお初だわ。全然BLっぽくなかったけど、猫じゃなくそのまま人間だって筋が通るお話だったけど、頭にそれとなくチョンマゲ乗せた猫なんてカッティングエッジだわ!とにかく、いいっ!清二と弥源治の話って前日譚あるのかな?ところで猫の魚売りって商売になるのかね(笑)