泣き虫なサディスティック (H&C Comics ihr HertZシリーズ)

著者 : 上田規代

• 大洋図書 (2018年2月1日発売)

感想・レビュー・書評

[Kさんの感想 · 2020年4月6日]

▼あらすじ
上司の美エロ弁護士・花村先生を好きになってしまった真面目一徹弁護士・大久保くん。
独立する花村先生を追いかけ熱烈アプローチ。
しかし、出された試験はSMプレイ(!?)で、そのうえ「僕ドMなんだ」と花村先生から宣言されてー!?

「いじわるなハニートラップ」スピンオフ登場!!

＊＊＊

ストーリーの完全度：★★★★☆
シリアス度：★★★☆☆
あまあま度：★★★★☆
SM度：★☆☆☆☆
萌え度：★★★★☆
総合評価：★4.0

表題作目当てで購入。
「いじわるなハニートラップ」という作品のスピンオフらしいのですが、そちらの方は未読のままこちらを読みました。
2CPのお話が収録されており、どちらも“真面目で童貞”という共通点がある眼鏡攻めでした(笑)

正直、買ったはいいものの眼鏡属性が無いのでどうかな〜？と読む前は少し心配していたのですが、意外にも最後までしっかり楽しむ事が出来ました。
どちらも短編ですが上手くお話がまとまってると思います(^^)

お目当ての表題作の方は何だか可愛らしいCPで、サドじゃないのにドMな花村の為に15分で知識をインプットして実行する大久保くんにウケました(しかも付け焼き刃にしてはなかなか板に付いているという笑)
とはいえSM要素は殆どないので、SMを期待すると肩透かしを食らうかと思います(^^;)
途中で花村の浮気疑惑が浮上するなどやや不安な展開はありますが基本的にはあまあまな雰囲気なのと、ストーリーがテンポが良く進むのでサクッと読めます。(ある意味少しあっさりめかな？)
大久保も花村もよく泣くので、泣き虫キャラがお好きな人はツボかもしれません(笑)

もう一つの方のお話は大学生同士のお話で、CP的には表題作の方が好きなんだけどストーリーの完成度で言ったらこちらの方が上かな、と思いました。イケメンな当て馬が登場したり短編にしてはなかなか読み応えがありました。
貞操観念はユルユルだけど、明らかに攻めに片思いしてる受けちゃんが健気で可愛かったです(^^)

個人的には表題作がもっと読みたい！と思ってしまったのですが、これはこれで楽しかったので問題ありません。
絵柄もキャラクターも可愛かったですし、こちらを読んでスピン元が少し気になったので機会があるならそちらの方も読んでみたいなと思いました。

[ちびねこさんの感想 · 2018年5月23日]

『いじわるなハニートラップ』スピンオフ。攻めにとっての憧れの弁護士である受けが、実はドMで…という。愛は性癖を越える、なんて素晴らしい?ことですがあっさりし過ぎて物足りなかった。
同時収録『運命の人』 もスピンオフねらっているのだろうか…？貞操観念ゆるゆるの受け。こちらも相手に相応しくないっていう悩みで関係がこじれてしまう。こちらもサクサク読了。

[banri08さんの感想 · 2018年3月6日]

『いじわるなハニートラップ』での当て馬だった弁護士・花村のお話。お相手は超真面目な後輩弁護士・大久保くん。もう少しSMっぽい感じになるかと思ったけどサラッと愛ある営みにシフトした彼らでした♪ 痛いのやガチSMは苦手なので、最初から甘い感じにいってくれて良かった。もう一つ、真面目な大学生×男運なしのビッチ大学生のお話あり。当て馬の黒木が気になるわ。

[komaさんの感想 · 2018年2月12日]

弁護士×弁護士。憧れの先生はドＭ。Ｓにはなりきれなかったけれど念願叶って公私共に支え合うパートナーに。泣き虫なのはどっちもだったけど、お似合いカップル。
同時収録は大学生。おまたの緩いゲイとその友人で真面目で誠実な童貞。