兄弟失格それ上等(愛) (H&C Comics ihr HertZシリーズ)

著者 : 中川カネ子

• 大洋図書 (2019年3月1日発売)

感想・レビュー・書評

[Kさんの感想 · 2019年8月11日]

▼あらすじ
両親の再婚によって、義兄弟になった風介と芹。
恋人未満から恋人になり、ついにヤりたい放題のラブラブ同棲生活♥のはずが、芹の兄弟の四葉（弟）、梅（兄）が乱入！
なんとかエッチしようとする風介だけれど、次々邪魔が…エッチをしたいのに、エッチができない!!!
風介のストレスはマックスに☠️
そんなある日、芹にお見合い話が!!?
わがままイケメン×チャラ男のどエッチラブ♥♥♥
ついに完結!!

＊＊＊

ストーリーの完全度：普通
トーン：コミカル・あまあま・コミカル
エロ度：やや高い
萌え度：やや低い
総合評価：★3.0

うーん…なんていうかこのシリーズ、巻を増すごとに微妙になっていくなあ…。これなら2巻で、いや、ぶっちゃけ1巻で終わらせてくれた方がまだ良かったかもしれない、というのが正直な感想です(^^;)

今回、新キャラとして芹の兄が登場するのですが、扱いが非常に中途半端で勿体無いな、と思いました。芹と風介の仲を邪魔するのかと思いきや全然そんな事はなく、あまりの存在感の薄さにある意味拍子抜け…。
完璧に見せかけて中身は残念という設定は意外性があって面白かったですし、芹に泣きつく姿も可愛くて個人的にはお気に入りのキャラなんですが、こういう使い道しかなかったのかと残念に思うほど扱いが中途半端なのでうーん…って感じでした。せっかくおいしいキャラなのにこんなあっさりした感じで終わらせるのは本当に勿体無いな、と。同じ脇キャラでもまだ四葉の方がちゃんと扱われてる気がする…(笑)

それと今回のストーリーは芹のお家騒動がメインになっていて、思ってたほど二人のラブを堪能出来なかったのが残念でした。しかも色々ドタバタしてた割には最後あっさり問題解決しちゃうし、風介はいつの間にか作家デビューするしでご都合主義感ハンパない(笑)
特に風介の作家デビューは唐突過ぎて目が点になりましたし、風介自身も初期と比べると何だか随分と落ち着いたキャラになってしまっていて、あのチャラさが好きだった私としてはちょっぴり複雑な気持ちになりました。

1巻を読んだ時は間違いなく面白いと思いましたし、続編にも期待していた筈なんですがなんか最終的に思ってたのと違うなあ…と。
ここまで読んでおいて辛口評価で申し訳ないのですが、個人的には3巻までは要らなかったな、と思うシリーズでした。

[mira-inさんの感想 · 2019年4月7日]

総じてすげー良かったです。先生のあとがきの通り「作り物だからこそ何事もなく幸せなBL」ってのがほんと、読んでいて一番幸せ。設定もキャラも何も全て良かったです。

[komaさんの感想 · 2019年3月4日]

シリーズは完結なのかな？個性的な兄と弟も登場。恋人として家族としての(愛)満載。やはりHシーンがエロい！

[ayan2014さんの感想 · 2019年3月4日]

いろんなところに突っ込みどころ満載な話だった。
後から後から登場人物増えるし、身内のキャラはアクが強いし。
面白かった。カバー裏もカバー下もめいいっぱい使ってます。