叶わない、恋をしている (SHY文庫)

著者 :
  • 大洋図書
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本棚登録 : 123
感想 : 12
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  • Amazon.co.jp ・本 (244ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784813041382

作品紹介・あらすじ

事故で両親が他界し、片岡志貴は大学を辞め、昼は会社勤め、夜はバイトをして三人の弟を育てている。頑張らなければと思う反面、徐々に身も心も疲弊していく。そんな折、志貴はバイト先で知り合った神谷にある提案をもちかけられる。それは、援助と引き換えに、神谷の亡くなった恋人・暁の身代わりとして神谷の傍にいることだった。恋をしてはいけない、寝てもいけない、それが暗黙のルール。わかっていたはずなのに、神谷に惹かれていく自分を抑えることができず、志貴は神谷と越えてはいけない一線を越えてしまい…。書き下ろしを加え、文庫化!

感想・レビュー・書評

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  • これまた受けも攻めも好みじゃなかったしどっちもやってる事イマイチやなと思ったけど最後まで読めてしまう素晴らしい。
    そんなんで好きになるか?とも思ったが まぁそんな人もいるか……と納得してしまう。
    それが作者さんの凄さな気がする。
    好みのカップルに巡り合うためにこの方の本読み続けます。

  • 結果的には万々歳なのだろうけど幼い弟たちを残して1ヶ月間家を空けるというのがどうにも納得できない。

  • ノベルズ版持ってるけど大好きな作品なので購入。すごい良かったってことは覚えてたけど、断片的にしか内容覚えてなかった(汗笑)から初読み感覚。神谷さんのヘタレっぷりにびっくり。それに比べて志貴の男前っぷり!それに健気でいじらしい頑張り屋さん。神谷さんと家族ぐるみで団欒してる様子になんか泣けてくる;;本当幸せになれて良かった!描き下ろしの尻に敷かれてる神谷さんがおかしかった〜5キロ買いすぎ(笑)

  • 作者買い。

    悪くはないけど、この作家さんらしい、意外性みたいなのは特にないお話だったかな~。
    面倒見のいいお兄ちゃん、志貴くんだけど、そこまで責任感強いならこんな行動とるのかな?と気になるところもあったり。続編のほうがそれらしくてよかったかな。

  • うるうる。

  • 書き下ろしでは幸せそうに尻に敷かれる神谷が。

  • ずっと読みたかった本。新装版で出てくれて良かった。読んでみたら予想以上に志貴の切羽詰まった状況に胸が痛くなった。神谷のクズ&空回りっぷりも良かった。
    弟たちが健気だ。

  • 2010年にSHY NOVELSで出版されたものを大幅加筆・修正して文庫化。
    身代わりの王道系ストーリーです。凪良センセの作品の中ではとても甘~い仕上がりになっているのではないかと。
    ただ、身代わりでかわいそうな境遇に身を置く受ではなく、ダメダメな攻と対等な関係で愛を育てようとする気概があるところが、他のこういったお話と比べて抜きん出ていて爽快感があります。

    改めて読んでみると以前より志貴に感情移入してしまったような…
    弟たちを精神的にも経済的にも面倒を見て守ろうと極限まで頑張る志貴は、健気に見えて男らしいです。
    それだけじゃなく、まさかのダメ人間だった神谷まで立ち直らせるんだから。
    神谷も元々はデキる男で、何でも持ってるゆえの驕りからの反動であんな情けないことになってたんだろうけど。
    さらに志貴の事情が明らかになった時には、ダメージがハンパなかった気がします。ちょっと気の毒。

    自分の身内のことだって大変だろうに、神谷をほっとけなかった志貴の行動はすごいです。あんなふうに神谷の人格矯正をしてしまうなんて…!
    好きっていう気持ちがあるからこそできることだと思うし、神谷も志貴を好きだから受け入れることができたのが伝わってきて、甘すぎるお砂糖入りカレーライスにほのぼのとさせられました…!

    兄弟たちがとてもいい役割をしていて、ちょっとハラハラさせられたりうるっとさせられたりしてよかったです。

    新作書き下ろしでは神谷視点でさらに志貴の強さが印象的に描かれています。
    神谷は庶民感覚がまだ身についてなくて、みんなで食べようと松阪牛を5キロも買ったり、仁貴のためにアヒルをいっぱい買ってしまったりww
    セレブ癖がそう簡単には治らない神谷が、どんどん嫁の尻に敷かれたダンナ状態にww
    でも、志貴はちゃんとダンナさまを立てる出来た嫁だということもわかりました。すごく幸せそうな二人。
    特に神谷は片岡家の茶の間で一番幸せそうですw
    エロ的にも切ない初Hからの、気持ちが通じ合っての甘いHという二段構えが萌えます。
    水名瀬センセのイラストもぴったり。

  • 文庫化

  • 全体通して主人公のイメージが定まりにくかった。
    けど、男前なのはわかった。

    そして、次男が面白い。

    本編より、短編の方が良かったな。

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著者プロフィール

1973年生まれ、京都市在住。2007年、BLジャンルの初著書が刊行され、デビュー。17年『神さまのビオトープ』を刊行し、高い支持を得る。19年『流浪の月』と『わたしの美しい庭』を刊行。20年『流浪の月』で「本屋大賞」を受賞する。同作は、22年に実写映画化された。20年『滅びの前のシャングリラ』で、2年連続「本屋大賞」ノミネート。22年『汝、星のごとく』で、第168回「直木賞」候補、「2022王様のブランチBOOK大賞」「キノベス!2023」第1位に選ばれ、話題を呼ぶ。翌年、同作の続編にあたる『星を編む』を刊行した。

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