強引な次期社長の熱烈プロポーズ (ベリーズ文庫)

著者 : 宇佐木

• スターツ出版 (2020年1月10日発売)

感想・レビュー・書評

[ももしゃん。さんの感想 · 2020年2月24日]

原題「ブルーブラック」
2012年に刊行された単行本が改題、加筆修正されて文庫化。
原作を知っている人には、かなりの衝撃作かも知れません（笑）。加筆修正でなく、原作のポイントを踏まえた、別の作品（パラレルワールド？）と思った方が良いでしょう。
とは思うものの、どうしても比較してしまう。何の先入観も持たずに読みたかった。。。

蒔絵を巡る騒動は、今回もヒヤヒヤしながら読みました。
絵に描いたような恋敵・阿部美雪、恐るべしでした。

文具店・弐國堂と万年筆の描写は、携わっていた人でなければ描けない魅力があります。この作品（旧タイトル）を読んで、万年筆沼にハマってしまいました。
ペン先を調整する場面とか、映像で見たいです。

旧タイトルの「ブルーブラック」は、単行本では手に入りづらいかも知れないけど、電子書籍を購入できるのでしょうか？
さらに元の作品は、Berry’s Cafeで閲覧できるはず。
さらに、さらに、続編の「ブルーブラック2」を、Berry’s Cafeで閲覧できます。
「ブルーブラック2」は、インク沼注意報が発令されています。