りすねえさんのさがしもの(「りすねえさんのおはなし」シリーズ、飛ぶ教室の本)

著者 :
  • 光村図書出版
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本棚登録 : 48
感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (68ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784813804376

作品紹介・あらすじ

○●○くるみの森からお届けする、りすねえさんとなかまたちの物語○●○

いったい、どこにいってしまったんだ?
大切なチケット!

あしたは、たのしみにしている音楽会。なのに、りすねえさんはその大切なチケットをなくしてしまいました。部屋中どこをさがしても、みつかりません。そこへ、ともだちのエナガがやってきて――。
表題作「りすねえさんのさがしもの」のほか、「りすねえさんとおばあちゃんのケープコート」「りすねえさんと絵かきのタビー」の二作と、各話にちなんだ漫画も収録!

○ユーモラスな読み物が3編に、漫画も収録。
○全ての見開きにキュートなイラスト。
○読み聞かせでも、ひとり読みでも。プレゼントにも最適!

感想・レビュー・書評

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  • 心温まるほっこり系のお話。
    くるみの森のなかまたちは、りすねえさんを中心にいとこのりすおやともだちのエナガにタビーなどが出てきて、なんでもない日のとびきりの時間を描いている。

    りすねえさんのさがしものは、エナガを誘って音楽会に行こうと思ったのにチケットをなくしてしまって、大慌てで探していると、それを聞いたエナガはうれしいこととかなしいことと一度にきたみたいだと言いながらいっしょにさがして…。
    あそこかな?ここかな?といいながらみつかるのは別の大切にとっておいたものばかりで。
    エナガが、りすねえさんのお気に入りのものをみていたら、りすねえさんのことが、まえよりもちょっとだけわかったような気がして、それはとても嬉しいことに思えたこと。

    この気持ちがとても優しい気分にさせてくれる。

    りすねえさんとおばあちゃんのケープコートは、おばあちゃんとの思い出がよみがえり、自分がそのコートがピッタリあうぐらいになってたことにちょっとさびしいきもちになったけれど、このケープコートを着ているとおばあちゃんと手をつないでいるような気がするっていうのがほのぼのとさせてくれる。

    りすねえさんと絵かきのタビーは、いろんなところを旅をして美しい絵を描いているのは、うらやましいなあと。
    タビーに好きな絵をもらって、しあわせな気分になり、きのこの丘に誘われて行ったらびっくりするくらいのきのこに驚かされた。
    知らないところを知って世界が広がったよう。



  • かわいいおはなし。シリーズものだったとは知らなかったが特に支障はなし。

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著者プロフィール

三重県生まれ。児童文学作家。子どもの本専門店メリーゴーランド主催の童話塾で創作を学ぶ。「飛ぶ教室」第9回作品募集童話部門にて「猫の背」で優秀作(光村図書出版主催)。主な作品に『ずっとまっていると』(そうえん社)、『ドアのノブさん』『うっかりの玉』(講談社)、『あらいぐまのせんたくもの』(童心社)、『雨の日は、いっしょに』(佼成出版社)、『からっぽになったキャンディのはこのおはなし』『かえでちゃんとひみつのノート』(小峰書店)、絵本に『アリィはおとどけやさん』(吉田尚令 絵/ひさかたチャイルド)などがある。

「2023年 『りすねえさんのさがしもの』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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