- Amazon.co.jp ・本 (245ページ)
- / ISBN・EAN: 9784814000777
作品紹介・あらすじ
iPS細胞研究は胚破壊を回避した点で,生命倫理の問題を乗り越えたと言われる。しかしそれは本当ではない。iPS細胞研究は胚破壊を伴うES細胞を今後益々必要とするというのは,専門家の一致した見解だ。倫理や安全性,費用/効果に関わる国民的な一貫性ある議論を起こすためのシステムと,それを支える倫理枠組みを,現場から提案する意欲作。
【推薦】ジュリアン・サヴァレスキュ氏(オックスフォード大学教授・ウエヒロ応用倫理研究センター長)
生命科学の最前線,iPS細胞研究において,日本は世界をリードしている。しかし,そうした研究は数多くの重大な倫理的問題を抱えている。例えば,人−動物キメラのような新しい生命体を創り出してよいのか,そのような生命体をどのように道徳的に位置づければよいのか,生殖の在り方はどうなるのか,そもそも自然への干渉はどの程度許されるのかなどである。本書は,そうした全ての倫理的問題を網羅的に論じた待望の著作であり,喫緊の課題に対して世界的に貢献する研究である。精緻な文献研究に基づく本書は,広く科学政策全般にとっても重要な意味を持つ,画期的な業績であると言えよう。
感想・レビュー・書評
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7月新着
東京大学医学図書館の所蔵情報
https://opac.dl.itc.u-tokyo.ac.jp/opac/opac_search/?lang=0&amode=2&appname=Netscape&version=5&cmode=0&smode=0&kywd=4311416335詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
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