鉄道員と身体: 帝国の労働衛生

著者 :
  • 京都大学学術出版会
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  • Amazon.co.jp ・本 (369ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784814001842

作品紹介・あらすじ

鉄道は,言うまでもなく近代国家の先端産業であり,国家の拡張とともにその範囲を広げる。しかも,そこで働く鉄道員は,極めて多様で広汎な職能・職種にわたり,急速な近代化と植民地帝国としての拡張,そして破局的な戦争という,近代日本史の最前線を担った人々であった。
 この鉄道員の健康と医療・労働衛生に焦点を当て,地域の違い,平時と戦時の違い,職種の違いをつぶさに検討することで,日本とその植民地に生きた人々の労働とはどのようなものだったのか,その赤裸々な実態に迫る。

著者プロフィール

1969年 韓国・ソウル市に生まれる
1995年 ソウル大学校農業経済学研究科修士課程修了
2002年 東京大学大学院経済学研究科博士課程修了
2004年 韓国培材大学校外国語大学専任講師
    同助教授、ソウル大学校日本研究所副教授等をへて、
現 在 立教大学経済学部教授、博士(経済学)
著 書
『戦時経済と鉄道運営──「植民地朝鮮」から「分断韓国」への歴史的経路を探る』(東京大学出版会、2005年)
『華北交通の日中戦争史──中国華北における日本帝国の輸送戦とその歴史的意義』(日本経済評論社、2016年)
『飲食朝鮮──帝国の中の「食」経済史』(名古屋大学出版会、2019年)
『鉄道員と身体──帝国の労働衛生』(京都大学学術出版会、2019年)
『東アジアのなかの満鉄──鉄道帝国のフロンティア』(名古屋大学出版会、2021年)

「2024年 『健康朝鮮』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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