ソフトウェアアーキテクチャ・ハードパーツ ―分散アーキテクチャのためのトレードオフ分析
- オライリー・ジャパン (2022年10月27日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (472ページ)
- / ISBN・EAN: 9784814400065
作品紹介・あらすじ
アーキテクチャの諸問題で、トレードオフを発見し、判断するテクニックを学ぶ!
ソフトウェアアーキテクチャには、難しい問題やベストプラクティスが存在しない問題など、妥協点の中から選択しなければならない事柄が数多くあります。本書は、分散型アーキテクチャのそうしたトレードオフについて考える方法を学びます。
本書は、適切なアーキテクチャを選択するための戦略から、サービスの粒度の決定方法、契約の管理と切り離し、分散トランザクションの管理から、スケーラビリティ、弾力性、パフォーマンスなどの運用特性の最適化までを扱います。
感想・レビュー・書評
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いま統合を検討しているが、その前にはそれぞれのシステムで分散する検討が必要と思われる。難しいけどやはり絶対の正解はなく、そのシステム上での最適解(ベター)を導き出すにはトレードオフなのね。時間切れで図書館に返却しなきゃだけど、もっとじっくり理解したかったな。
21冊目読了。
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サーガのケーススタディがあり分散アーキテクチャに関する理解を深められる良書。
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オライリーのebook storeで購入。
ソフトウェアアーキテクチャの基礎の実践編にあたり、副題にもなっている通り、モノリシックなシステムを分散アーキテクチャにするケーススタディに沿ってトレードオフ分析を多数実践している。
私自身は分散アーキテクチャそのものに興味があったわけではないので、分析結果そのものが活用できるわけではないが、アプローチの仕方や観点は勉強になった。
以下メモ。
・トレードオフを分析する上で必要となる観点をケースごとに事前にまとめる。
・適応度関数を定義し、観測可能にする。
・アーキテクチャ上の決定を行う際には、コンテキストを大切にし、ADRを記録する