1人でできる子になるテキトー子育て 世界トップ機関の研究と成功率97%の実績からついに見つかった!
- SBクリエイティブ (2019年4月20日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784815600815
作品紹介・あらすじ
テキトーこそ、最高の子育て!
「子どもが自立する!」
「イライラしない!」
「育児がラクになる!」
など、いいこと尽くめ。
世界トップ機関による1000以上の研究から
科学的に証明されたテキトー子育てを1冊にまとめました。
「1人でちゃんとできる、しっかりした子に育ってほしい。
だからこそ、部屋の片づけ、食べ物の好き嫌いをなくす、ドリルにしっかり取り組む、早寝早起き、どれもできるようになってもらわないと。
でもうちの子、何度注意しても、なかなかできるようにならない…。
本当にイライラしてくる!」
これ、すごくわかります。
しかし、です。
いったん冷静になって考えてみますと、
ほとんどが親が子に「こうであってほしい」と望んでいる、そして、その通りに行動してくれないから、イライラしてくる。
残念ながら、これが実態になっているようです。
実は、かなり多くのことが、子どもをいい子にするためになっておらず、むしろ無駄だったリ、成長を止めてしまうなど悪い方向に向かってしまっているのです…。
例えば、いつもモタモタしている子どもに「早くしなさい!」と言ったとしましょう。
でも、なかなか動き出そうとしない子どもこそ、よく考えて主体的に行動しているのです。
せかしてしまうと、子どもが考える行為を妨げてしまいます。
他にも、例えば次のことが子育てでは正解なのです!
・「挨拶しなさい」と言わない
・お手伝いが遊びになっても気にしない
・友だちをえこひいきしても気にしない
・無理に部屋の片づけをさせなくてもいい
・早寝早起きにこだわらない
・食べ物の好き嫌いがあっても気にしない
以上のどれもが、国内外の1000以上の子育てに関する研究を調べ尽くした結果、たどり着いた結論なのです。
本書で紹介する育児法を眺めていたところ、ある共通点を見つけました。
それはズバリ、「テキトー」。
テキトーとは「こうじゃないとダメ」ということにこだわるのではなく、「こだわらなくていいことにはこだわらない」という意味です。
「子どもを雑に扱う」とか「完全にほったらかしにする」という意味ではありません!
ただ、テキトーを取り入れることで、親はイライラしなくなる、子どもはのびのびと育って自立するなど、いいこと尽くめなのです。
完璧主義で頑張り屋のお母さん、お父さんこそ、手に取っていただければ嬉しいです。
感想・レビュー・書評
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実例に即したアドバイスと、それを支える豊富なエビデンス。タイトルに「テキトー」という精神論的なワードが入っているが、実はこの「テキトー」も1つのメソッドとして使われている。誤解されるからこの書名じゃない方がよかったんじゃないかと思うが、それだけ子育てを真剣に考えてプレッシャーから押し潰されそうになってる親御さんが多いことの顕れ。この「テキトー」は肩の力を抜いてもいいんだよというアドバイス的な意味合いでもある(この前に読んだ「小児科医のぼくが伝えたい最高の子育て」も同じく子育てに悩む母親に寄り添う意図で書かれているが、内容が精神論だらけであまりにも酷かった)。何冊も子育て本を読んでいるのに初めて気付かされることも多かった。
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他の育児書などを読んだことのある人なら目次をざっと見て引っかかったところだけ読めばいいかな。
自分で参考になったのは
・食事は30分でおしまい
30分経てば満腹感で食は進まないし、一日の摂取カロリーはだいたいいつも同程度になるから。
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[図書館]
読了:2020/6/12
タイトルと中身が合ってないような…
中身は有益なんだけど。
テキトーというより、「何が子どもの成長を助け、何が阻害するのか」を論文などからまとめ上げた、かなりきっちり考えて行動しないと、「手をかけた分だけ子どもは良くなる」という思い込みに従って行動してしまう、ってことだよな。
「子ども同士の揉め事に、口を出したくなるけどここは見守る」。テキトーにやってたらその場面でこんなこと思い出さないよな。 -
面白く読みました。著者による世界中の様々な教育論文要約集のようになっていて、日本向けにチューニングされているし読みやすかった。さらっと読めるしおすすめの一冊です。
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子育て本の中でお薦めしてることを逆にタブーにしてたり、自分の子育てを振り返って苦笑いしたり、なかなか面白くて一気に読みました!
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未就学児向けと知らずに借りてしまったので、サッと読んでみた。具体例が多く、とても分かりやすい内容だった。知りたい項目が探しやすいのも良い。我が子は既に小学生なのだが、計らずもしていたことがいくつか推奨されていて、過去の「テキトー」子育てにマルをもらったようでちょっと嬉しい。
著者には小学生以上向けの子育て本もぜひ執筆していただきたいと思った。 -
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同じ子を持つ母親として、スーッと入ってきて理解できました。子供をしっかり見守っていれさえすれば、すくすく成長してくれると信じて、楽しんで子育てしようと思えました。
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幼児向けなのでお子さんが赤ちゃんのうちに読むとちょっと子育てに対して気持ちが楽になるかも。