天才王子の赤字国家再生術4~そうだ、売国しよう~ (GA文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784815602727

作品紹介・あらすじ

「心配だああああああああああ!」
新たな皇帝を決めるため、三人の皇子による会談が持たれることになったアースワルド帝国。
ロウェルミナ皇女からその舞台となるミールタース市に招待されたウェインは、これを華麗にスルー。
するはずが、なぜか代わりに妹姫のフラーニャ王女が出席することに! 一体、どうしてこうなった!?
懐刀のニニムを付けて送り出すも、不安のつきないウェインは結局自らも帝国に向かうのだが――
新たな外交の舞台で待ち受ける旧友たちとの再会。燻る戦争の火種。そしてもう一人の怪物が
歴史の舞台に姿を現す、弱小国家運営譚第四章、開幕!

感想・レビュー・書評

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  • おー、面白かった!
    なんか感動した。
    今までとはちょっと違った展開で新鮮だった。

    今回は妹回。ウェインの妹、フラーニャが外交デビューするお話。
    なので前半はウェインはほぼ登場せず、いつもの駆け引き的なものはなかった。
    だけど、今まで表に出てこなかった幼い少女が懸命に頑張ってなにかを為そうとする様がとてもいい。
    そして窮地に陥ったその瞬間、自分の信じるものを思い出し、一気に成長する姿にはグッと来た。

    ラストはいつものウェインによる一発大逆転の奇策もあり、非常に楽しめた。
    うん、妹回サイコー^^

  • スピーチの力。
    言葉で、その言葉の伝え方で、
    どれだけの力が出せるんだろう。
    今回の物語では一人のスピーチで3000人の心を動かしました。

    王族の権限で多くのことを決めることができたとしても、
    権限だけでは人はついてきません。
    なぜそれを実行するのか、それをすることでどうなるのか。
    よき共犯者でいられるのか、
    言葉の力でみんなに訴えかけて行くのですね。
    その言葉の力がこの物語の成長でした。

    実際の歴史を勉強して、
    スピーチがものすごいと言われている政治家はいたようです。
    今はどうなんだろう?
    この人の話を聞いてみたいと思えるような人はどれくらいいるのか。

  • この妹は危険やな。扇動家の素質有るわ。

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著者プロフィール

第1回GA文庫大賞にて『オルキヌス 稲朽深弦の調停生活』で奨励賞を受賞しデビュー。
代表作:GA文庫『天才王子の赤字国家再生術~そうだ、売国しよう~』『幻葬神話のドレッドノート』など

「2021年 『天才王子の赤字国家再生術~そうだ、売国しよう~ アニメ化記念限定小冊子付き特装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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