ジーニアスファインダー 自分だけの才能の見つけ方

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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784815607920

作品紹介・あらすじ

天才性は誰にでもある

感想・レビュー・書評

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  • 【労働の終焉】
    自分探しには難しいかもしれませんが、
    後半部分からの著者の考え方に魅了され一気に読めてしまいます。

  • 振り返り、とげぬきくらいまではわかるのだがその先がようわからん。そこはこの本じゃなくてお賽銭払ってサイト見てねなのかな。
    若いころは大事だが中年からあとは惰性みたいに言われるのはちょっとしんどいが当たっている面はあるだろうなあ。役割決まってくるしね。それでも役割変えるときにはこういうことを考える必要はそれなりにあるんだけどなあ。
    仕事として成り立たせるには、相手の期待値をとらえるところにものすごく注力する必要があるのだがp203、それがまさに私の苦手とするところなのが本質的な困りごと。だから、期待値がすごくわかりやすい資格取得はできても仕事になかなかならない。騙されやすいのも、そのせい。さて、この本の誘導先のコーチングセッションに20万出すかといわれるとどうかなあ。

  • 多分めちゃいい本なんだけれど、私の今の状態では思い出す昔のトゲが同じ一つのことで支配されていてそれ以外何も思い出せなかった。

    多分それに気づく前に、この本に出会っていたらもっと早く気づけていたんだろうなあと思った。

    読んでいて、「ほんとにそう」と思ったことは、
    自分探しではなく自分はがしが必要だということ。
    無意識に被ってきた常識を脱ぎ去って脱ぎ去って、もうこれ以上脱げないというところまで辿り着くと自分が見つかるような印象だなぁって思っていたので、この表現はまさにそれを言い表していた。

  • これからの時代は、強み(ストレングス)より、天才性(ジーニアス)とのこと。診断テストも受けられます。人の本質を導き出すイメージ。
    これまでとは異なる切り口で自己理解を深めたい方におすすめです。

  • 自分の天才性を知りたい!けど、これを読んだだけでは、もちろん、知ることは出来ない。ワークを繰り返し長期的に行えば、知ることが出来るかもしれないが…むづかしい。幼い時の記憶を思い出すのがまず大変。

    NOTE記録
    https://note.com/nabechoo/n/n09d407942526?magazine_key=m9672e1d4fe74

    web診断は、80問?で8つの中の1つが選ばれる。簡易的なもので、結果は想定内(ちなみに、生命力を感じる、方向だった)話の内容は腑に落ちるし、魅力もあって、良かった。肝心の部分が、やはり一筋縄ではいかない。そう簡単には、自分の天才性は分からない。当たり前か。とりあえず、出来る限りワークに挑戦してみるけど、どーなるか。現状星3。

  • 私にとっては難しい内容だった。
    自分との向き合い方が足りてないのか。。
    過去を振り返って、自分のやってきたこととか、やって辛かったことなどから共通することを見つけて自分の天才性を見つけていく。

  • 自分だけの才能の見つけ方を具体的に説明している本。
    「本当に的確に才能を見つけたい」と考えていないと、意味がなさそうな内容だった。


    事前にこの本を読んで何を得たいのか、を考えることの重要性を学んだ。

  • ①分類は不可解だが、そこへのアプローチが参考になった。
    ②巻末の未来予測は一部が大変参考になった。

  • これからの変動の時代に対応するため自分の才能、天才性を見つけようと主張する一冊。
    著者は、現在を天才性に忠実に生きる人生をスタートするチャンスであると捉えています。理由は以下の2つを指摘しています。
    1 大きく社会が変化するうねりの中にいる
    2 時代のパラダイムがオペレーション(操作)中心から、個性(天才性)を必要とするクリエーション(創造)中心へと大きくシフトした
    また、著者が言うように「かつては、自分の強みを見つけることが流行っていたことがあります。相対的な自分の強みを見つけ他者と競い合える力を伸ばし適材適所を追求するものです。しかし、この時代に必要なのは、「ストレングス」(強み)ではなく、「ジーニアス」(天才性)を見つける「ジーニアスファインダー」だと考えます。」と述べ、時代が大きく変わる中で、自らの天才性を発見して最高の生き方・仕事を出会うことを目指します。
    「ジーニアス・ファインダー」は、「とげぬき」→「天才性の抽出」→「再構築」の3つのステップで行われ、本書を購入されたかたは、WEB診断ができるサイトにアクセスできるコードがついています。
    私も以前ストレングスファインダーをやったことがあるので、こういうものは少し興味があります。本書を読むだけでなく、実際のワークシートを使って自分の棚卸しから始めてみると、新たな発見があるかもしれません。今回は都合によりできませんでしたが、いつの日か挑戦したいと思います。


    ▼天才=「天才性を知ること」+「天才性に忠実にいきること」
     天才性=個人が生まれた時に授かっている、他者とはまったく異なる特性のこと。個性や才能とも違う
     天才性に基づいた生き方を選択し、天才性にしたがって生きるための環境を設計する一連のプロセスをジーニアスファインダーと呼ぶ

    ▼大きな変革のうねり
    ・2025年までの5年間は大きな混乱と変革の時代
    ・80年周期で明治維新→敗戦→現在
    ▼パラダイムの変化
    1 昭和(64年間)
    ・コンストラクション(製造)
    ・2次元:作る技術
    ・建設業など資本力が重要
    ・顔の見える関係で暮らす。土着で移動が少ない。
    2 平成(30年間)
    ・オペレーション(操業)
    ・3次元:空間を超える技術
    ・インターネットなど空間を超える技術が中心。組織力が重要
    ・新幹線などにより移動が容易に。不特定多数とSNSでつながる
    3 令和(15~30年間)
    ・クリエーション(創造)
    ・4次元:時間を超える技術
    ・世界同時配信など時間を超える技術が中心。天才性が重要
    ・コロナ・ショックで空間がゼロに。時間の濃さや長さに焦点が当たる
    ▼かつては、自分の強みを見つけることが流行っていたことがあります。相対的な自分の強みを見つけ他者と競い合える力を伸ばし適材適所を追求するものです。しかし、この時代に必要なのは、「ストレングス」(強み)ではなく、「ジーニアス」(天才性)を見つける「ジーニアスファインダー」だと考えます。
    ▼人間は社会性と個性の掛け算で生存競争をくぐり抜けてきた種。しかし、今は社会から少し距離を置き、自分や身の回りの人に集中すべき時

    ▼振り返りぼ中でも、特に重要なのは5歳から15歳くらいまでの期間。物心のついた時の5歳から15歳に受けた刺激は大きく、その後の状況判断や行動に影響を与える

    ▼「意識のマトリクス」で探す4つ天才性の方向
    1 国語は人を想う方向性
    ・目の前の人の感情を繊細に知覚することに長けている
    ・相手の気持ちを知覚できるタイプは人に向き合う職種が比較的向いているかもしれない
    ・「想う」人は「幸せ」を得る
    2 理科は理(ことわり)を感じる方向性
    ・「理科」は風を読み、波に乗り、木々の声を聴き、水や大地のエネルギーを得ることに長けている
    ・理科の方向性には農業や漁業に従事する人から理系の研究者までたくさんの人がいる
    ・「感じる」人は「健康」(エネルギー)を得る
    3 社会は集団を観る方向性
    ・「社会」とは集団や社会など射程が長く、観察することに長けた人のことを指す
    ・様々なメディアや身近な人々の行動から日々移り変わる社会の価値観を知覚し、適切な判断や行動をすることができる
    ・「観る」人は「安定」を得る
    4 算数はイメージを描く方向性
    ・「算数」は、物事を抽象的にとらえたり、イメージとして「描く」ことに長けた人のことを指す
    ・生活においては効率的で、仕事においては生産的かもしれない。その一方でイメージで全体をつかむことが得意なため絵や音楽の才能に恵まれる人もいる
    ・「描く」人は「実現」を得る

    ▼新旧システム産業の逆転は2025年頃
    ▼「観光立国」は「下の策」。落ちぶれた国家が最後に選ぶ、最も安易な退廃の道。
    ▼日本が注力すべき3つのテーマ
    1 ロボティクスの創生
    ・日本の強みは長いサプライチェーンを可能にする「擦り合わせ」
    ・複雑で多数の行程を踏むため、多くの雇用を生むことができる
    ・国外に輸出し外貨を得る
    2 医療システムの改革
    ・日本は世界で高齢者が一番多い国で、社会保障費は国家予算の3割
    ・医療システムそのものの改革に絡む
    ・アメリカなどからシステムを輸入しコストを削減する
    3 コミュニティインフラの確立
    ・日本は政治システムが過渡期
    ・県という概念がなくなりいかに優秀なリーダーがいるかが重要になる
    ・社会インフラを作る仕事が儲かる

    ▼新しい時代の5つのルール
    1 生活と仕事を一体化させる
    2 会社でなく自分でキャリアを作る
    3 マスターとメンターを持つ
    4 健康からお金までをつなげて考える
    5 相手の期待値を20%上回る
    ▼仕事の構造
    ・「お金・信用・価値」という3層構造からなる広義のマネーと、「時間・健康(エネルギー)」という、それを下支えする資源によって成り立つ
    ▼価値=(専門性+確実性+親和性)/利己心

    ▼距離を克服した人間の関心は、おのずと時間に向かいます。これからの時代は時間の概念をゼロにすること、すなわち時間という誰にとっても絶対軸であったものが変形し、ゆがみ、伸縮性を持つという「時間を超える技術」の時代に入るでしょう。



    <目次>
    第1章 今こそ天才性を見つけよう(なぜ今天才性なのか/ジーニアスファインダーの3つのステップ)
    第2章 記憶を整理しようー「自分の棚卸し」で自分を閉じ込めている「とげ」を抜く(記憶の中の自分は本当の自分じゃない?!/人生を振り返る方法/自分でとげぬきをしてみよう)
    第3章 天才性を見つけよう(意識が向かう方向に答えがある/「意識のマトリクス」で4つの方向から天才性を探そう/天才性を文章で表現してみよう)
    第4章 仕事と生活を再構築しよう(天才を生きる壁/未来の産業を選ぼう/新しい時代の5つのルール)
    付録・袋とじ GENIUS FINDERアクティベーションコード

  • 天才性は時間が止まった感覚の中にある

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著者プロフィール

山口揚平(やまぐち・ようへい)
事業家・思想家。早稲田大学政治経済学部卒・東京大学大学院修士(社会情報学修士)。専門は貨幣論、情報化社会論。 1990年代より大手外資系コンサルティング会社でM&Aに従事し、カネボウやダイエーなどの企業再生に携わったあと、30歳で独立・起業。劇団経営、海外ビジネス研修プログラム事業をはじめとする複数の事 業、会社を運営するかたわら、執筆・講演活動を行っている。NHK「ニッポンのジレンマ」をはじめ、メディア出演多数。著書に、『知ってそうで知らなかったほんとうの株のしくみ』(PHP文庫)、『デューデリジェンスのプロが教える 企業分析力養成講座』(日本実業出版社)、『そろそろ会社辞めようかなと思っている人に、一人でも食べていける知識をシェアしようじゃないか』(KADOKAWA)、『なぜ ゴッホは貧乏で、ピカソは金持ちだったのか?』(ダイヤモンド社)、『10年後世界が壊れても、君が生き残るために今身につけるべきこと』(SBクリエイティブ)、『新しい時代のお金の教科書』(ちくまプリマー新書)などがある。

「2021年 『ジーニアスファインダー 自分だけの才能の見つけ方』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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