好きな子にフラれたが、後輩女子から「先輩、私じゃダメですか……?」と言われた件 (GA文庫)
- SBクリエイティブ (2021年11月12日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
- / ISBN・EAN: 9784815609627
作品紹介・あらすじ
叶わぬ恋だとしても絶対に諦めない女の子の略奪純愛劇(ラブコメディ)
感想・レビュー・書評
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映画監督を目指す高校生・成瀬鳴海と恋を知らない演技の天才・雨宮楓、成瀬が好きな椋千彩乃の3人が、恋の練習と称して付き合ってみたり、想いが育って付き合うことになったり、それに対し略奪愛を誓ってみたり、となかなかに楽しいラブコメ
正直冒頭タイトル回収からの展開を期待していたが、結局タイトル回収はだいぶ先だったのはちょっと想定外だったが面白かった
同著者のぼっちギャルよりは好きかな
成瀬鳴海は映画監督を目指す高校2年生
映画のヒロイン役を探す日々も演劇部の雨宮楓の才能に出会い解決
そして恋に落ちる
そんな鳴海に片思い中の椋千彩乃
実は鳴海と幼い頃に出会い恋心を抱いていた雨宮楓
恋の練習と称して付き合う3人だったが……
最後は鳴海・楓エンド、彩乃の決意で終了
個人的にはさらに仁科・司の活躍も見たいかな
次巻では彩乃の略奪愛が見られるのか、楽しみ
【以下再読のための備忘】
・「まさか彩乃ちゃん……」「恋をしたことがある?」尋ねると、ヤカンよろしく顔から湯気を吹き出しそうな勢いでうろたえる。
・俺が改めてお願いすると、彩乃ちゃんはさらに顔を真っ赤にしながら視線を泳がし『よろしくお願いします……』と、口をもごもごさせながら小さく呟いた。
・「恋は知識だけじゃなくて、相手のことを知ることも大切ですからね」「後は……タイミングですかね」
・「年上の女性に対して歳の話をするとはいい度胸だな」
・「誰も立候補せず……か。もし他薦もなかったら私がヒロインをやるが、いいのか?」
・「なにか感想があるなら、彼女にはちゃんと言ってあげるべきですよ」
・「そんなわけで、雨宮先輩と付き合うことになった」「ぐぬぬ……」
・「でもまさか、雨宮先輩が私の代わりに鳴海先輩の彼氏になりたいとかほざきやがってくださるとは予想もしませんでしたけどね」
・「恋人同士だからイチャつくなとは言いませんけど、人前では遠慮してもらえます?」
・「なんで私が他の女とのデートで着る洋服の相談を受けなくちゃいけないんですか?」
・「無難に行くならマネキンが着てるのを丸ごと買えば間違いないですよ」
・「きっと初恋は、諦めた時が失恋なんです」
・一夜明けた今でさえ、あの生々しい感触が唇に残っているような気がした。
・「それに、こうして優しくしておけば私の株も上がりますからね。こうやって着々とポイントを稼ぐ戦略です」
・「気持ちを知られてますから、隠したってしょうがないです。むしろ口にすることでアピールしてることを知ってもらう方がメリットありますからね。どうですか?傷心中に優しくしてくれる可愛い後輩にグッときたりしませんか?」
・「ふふっ。まぁ、その気になったらいつでも言ってください。待ってますからね♪」
・「そしてその想いが、決して過去形じゃなかったことも」
・恋をした女の子が、どれだけ一途で、恐ろしいのかを。
【内容:アマゾンから転記】
叶わぬ恋だとしても絶対に諦めない女の子の略奪純愛劇(ラブコメディ)
高校に入学した直後のこと――。
私、椋千彩乃はずっと片想いしている男の子、成瀬鳴海先輩が初めて恋に堕ちる瞬間を見てしまった。
落ち込む間もなく鳴海先輩から恋を応援して欲しいと頼まれた私……でも、これはチャンスだと思った。
相談相手というポジションを利用して、鳴海先輩との距離を縮めて横恋慕を狙ってやろうと決意。
私のやり方はずるいかもしれない。でも、好きな人と結ばれるためならなりふり構っていられない。
鳴海先輩の初恋が叶うより先に、私のことを好きにさせてみせる。
恋する女の子は素直で一途で、恐ろしい――これは、先に好きだった私が恋を叶えるまでの略奪純愛劇(ラブコメディ)。