テクノロジーが 予測する未来 web3、メタバース、NFTで世界はこうなる (SB新書)
- SBクリエイティブ (2022年6月7日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
- / ISBN・EAN: 9784815616465
作品紹介・あらすじ
web3、メタバースそしてNFT。
最先端テクノロジーは、私たちの社会、経済、個人の在り方にどのような変革をもたらすのか?
米国MITにてメディアラボ所長を務め、デジタルアーキテクト、ベンチャーキャピタリスト、起業家として活動する伊藤穰一が見通す、最先端テクノロジーがもたらすおどろきの未来。
感想・レビュー・書評
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難しい言葉の連続で難解でした。
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【日本の時代到来】
日本はハード、ものづくりが重要であると信じきってきた経緯があります。そのためソフトの分野で遅れているのは事実です。
完全にGAFAにしてやられていますが、プラットフォームを通さずネットワークをつくれる芽がでてきました。
新しい経済圏がつくられつつあります。
DAOにも夢が広がりますが、メタバースは日本人とかなり相性がいいように感じます。
マンガやアニメの世界であれだけの想像ができ、かたちにしている人種は日本人しかいないと考えます。
あの世界をメタバースに移植するだけでもクオリティの高い、膨大な数のワールドをつくることができます。
メタバースは日本人のためにあると言ってもいいでしょう。 -
次世代のテクノロジーをベースにした社会、経済、我々の生活がどんなふうに変わるのか知りたくて手にした本です。しかしながら、私は本書の語っていることのほんの少ししか理解できませんでした。まだ、頭が切り替わっていないようです。例えるなら、私はまだ二次元の世界の住人で、三次元の球体が二次元の世界を通り過ぎる場面を想像してみてください。点が突然現れて、それが円となり、どんどん直径が大きくなり、そして今度は直径が小さくなっていき、最後は点になって消えていく。二次元の世界にいる私は、三次元の球体を想像できずに眺めている、こんな状態に近いかなぁ〜
本書で得たことは、さまざまな用語の意味、概略をなんとなく学べたことです。NFT,DAO、トークン、等の言葉です。まだ、きちんと説明ができないので、本書を再読したり、他の書籍を読んで学習をするつもりです。
どんな世の中に変わっていくのか、変化の速さに置いておかれないよう、日々勉強だなぁ〜〜 -
MITメディアラボをクビになった(辞任した)伊藤さんのテクノロジー本。
最近、流行りのweb3を中心に、メタバースやNFTが
世の中をどう変えていくのかについて説明してくれています。
そう言えば、昔、「教養としてのテクノロジー」も読んだかなぁ。
(レビューは書いていませんが。。)
※教養としてのテクノロジー
https://booklog.jp/item/1/4140885459?recommend_next=4815616469&ref_page=edit
テクノロジー素人の自分にはちょっと難しい記述もありましたが、
こういう本を少しずつ読み進めることで、理解が深まっていくのでしょう。
自分的に若干、理解し切れなかったのが、
GAFAなどの対抗軸として自律分散的なweb3という概念が出てくるのは理解できるが、
結局その世界で次のGAFAを目指す人たちが
単にweb3のコミュニティーに参加しているだけという
印象が拭え切れなかった。
加えて、こういう世界観が作られることにワクワクする一方で、
かなりエスタブリッシュな一部の人にのみ解放された世界で、
インターネットの世界で生き抜くスキルを持ち合わせていない
多くの人たちにとって優しい世界ではないような気もする。
これを実現するためには、ベーシックインカムなど、
生存の危機からの解放がセットになっていないと
中々難しいのではないかと感じてしまう。
何やかんやで、「伊藤さんも自分がビットした領域を
流行らせたいだけちゃいますの?」と
疑ってしまう自分は器の小さい人間なのか?
(自分の理解が追い付いていないだけかもしれないですが。)
とは言え、こうやって様々な考えに触れることは、
自分はもちろん多くの人にとって示唆のあることかと思います。 -
web3、NFTの2022年現在の概況、日本への憂いについて
深い話はほぼ無し -
ブロックチェーンがかなえた新しい世界の今。
著者の肯定的に前進する意思がまた気持ちよい。
web 3の一面をざっくり知るにはお勧め。 -
Web3とはなにか、NFTとはなにか、またそれらがどう世の中に影響するのか、等を俯瞰的に学ぶいい書籍だったと思います。
上記言葉がよくわからない人もとりあえず読めば概念は解るようになるかと。
メタバースはただのオンライン空間でなく、現実との並行世界になるのだろうという考えを強く持つようになりました。肉体は今で言うところの『現実世界(コンピュータ外の世界)』に縛られる側面がありますが、それも解決されていくと、世界がどうなるのか、読んでて非常にワクワクしました。 -
Web3、メタバース、NFT、DAOといったテクノロジーでこれから世界は、社会はどうなっていくのか、方向性を解説した一冊。
さすがに著者らしく、これらのテクノロジーにより、本来インターネットが持つ力がもう一度発揮され、社会がフラットになり、構造がより透明になり、民主的になると、期待も込めて語られている。テクノロジーが世界を変えていく。自分もそれに同意し、希望をもって生きて生きたいところだが、一方で、世界は分断化され、人々は自分と同じ立ち位置にたった情報しか目にしない。Web3がこの傾向を助長する可能性だってあるのだ。
ここから数年でどうなるか。単なるバズワードで終わるのか、一部の人々のみが参加する世界で終わるのか、いや、本当に世界は変わるのか。可能な範囲で自分でも関わりながら見極めていきたいものである。 -
▼概要
・時代の変化に取り残されないために必要なものは2つ
(1)テクノロジーに対する「リテラシー」
(2)そのテクノロジーによって社会はどう変わるのかという「ビジョン」
・これから日本が行っていくべき変革とは、ドメスティックなものを、ただデジタル化するだけでなく、デジタル化を通じてグローバルな存在へと変えていく事だと思います。これおおおkな目標とし、世界に照準を定めたゴール設定をすることが、日本再生の道を切り開く唯一の鍵だと考えます。
▼Web3:「ガバナンス・働き方・組織」の前提が覆される
・ブロックチェーンという「非中央集権的」という方向性にふたたび目指すことになった、改竄不可
・Web1.0「読む」
Web2.0「書く」
Web3.0「参加する」
・経済圏
フィアットエコノミー:円やドルといった法定通貨(フィアット)
クリプトエコノミー:暗号資産が流通(クリプト=仮想通貨やトークン)
・用語
DeFi:分散型金融 ⇒ 独自の金融サービスとして、暗号資産をプールしておくと自律的に運用される
DApps:分散型アプリケーション
DAO:分散型自立組織 ⇒ 独自のガバナンス形態として、トークンのやりとりを介してPJやAP(DApps)を走らせる無数のDAOがある
・トークン (Web3とはトークンが行きかう世界)
ファンジブルトークン:代替/交換可能なトークン (通貨・証券)
ノン・ファンジブルトークン:代替/交換不可能なトークン (NFT)
▼メタバース:コロナ禍で結びついたWeb3とバーチャルリアリティ(VR)
・オンライン上でのコミュニケーションは前提として、何らかの価値の交換が行われている空間
・メタバースの1つの重要なキーワードは「多様性」
「超=メタ」な「1つの世界=バース」
▼NFT:「お金に替えられない価値」が可視化される
・Non Fugible Token:代替えできない価値を持つトークン
・ブロックチェーンを使う事でデジタルでありながら代替ができない。