いつか必ず死ぬのになぜ君は生きるのか (SB新書)

著者 :
  • SBクリエイティブ
3.27
  • (5)
  • (16)
  • (20)
  • (8)
  • (2)
本棚登録 : 510
感想 : 29
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784815617165

作品紹介・あらすじ

2021年、惜しくもこの世を去った知の巨人・立花隆。
彼が全生涯をかけて追ったテーマは、
人はどこから来てどこへ行くのか……?

人間とは何か、生死とは何か、人生とは何か?
そしてよりよい人生のためには
どう生きればよいのか?どう考えればよいのか?

知の巨人の思索の旅と、読者へのメッセージを一冊に凝縮。
池上彰の解説とともに贈る「21世紀の君たちはどう生きるか」

生きるとは、旅すること。考えること。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 立花隆の著作から人間とは?死とは?なぜ生きる?どう生きる?考えること、これからの人へといったテーマに沿って抜き出した「立花隆思想抜書」です。出典が50冊以上に及ぶので、全て読んでる人はいないはず。知識に基づいた見識が染みました。小学生にはまだまだ難しい知見だとは思いましたが、評論読みの勉強にもなるし、少しずつ読み聞かせで興味を持たせる方法もアリだと思います。基本は中学からかなぁ。
    私が読みたいと思った本は『未来をつくる君へ』『二十歳の君へ』。『脳死』『サル学の現在』『臨死体験』あたりは確か読んだはず。そちらももう一度パラパラ読みたいと思いました。
    『サピエンスの未来』からの抜粋で、ヒトは染色体情報をはるかに超えた言語情報を世代を超えて伝えられるという叙述があり、知識や本の素晴らしさを再認識しました。

  • 最後にオチがありました。情報の信憑性を意識して読書しないといけないのとのことでしょうね。

  • 果てしない知識の海を漂うような読後感。いくら考えても答えのないテーマであるからこそ興味が湧き立つ。知の巨人、立花隆さんのお話を直に聴いているような、そんな贅沢な読書時間でした。

  • 知の巨人、立花隆さん。
    ほんとうに、色々なことを教えて頂きありがとうございます。
    「宇宙からの帰還」
    最初の出逢いでした。
    想いを馳せて、改めてご冥福をお祈りします。

  • 冒頭の池上彰氏の解説から、知の巨人からのフレーズをピックアップして分類化されています。
    表題見て買ったときは少々後悔しましたが、後半にかけて余韻が出てくる感じです。
    最後まで読み通すことをおすすめします。

  • 著者の言葉が短く編集されていて読みやすい

  • 仮説→実行→検証

  • 「表題」といい、カバーの少年のイラストといい、あの本をとっても意識している感がありあり。
    でも、他でもない立花隆氏関連の書なので、気になって手に取ってみる。 パラパラ繰ってみると、この新書、立花隆氏の数多の著作からいいとこ取り抜粋して構成編集したものらしい。さらにはダメ押し的に池上彰編とある(前書きを書いているだけのようだが)。
    ともあれ、便乗本に便乗するのもまた一興と読み始めた。
    本書、カバーのタッチでわかるように、青年向けに出版された模様。だが、もはや不惑すら過ぎた小生にも、不覚にも、いくつか刺さってくるものがあるのであった。
    人の世も社会も予測することはできない。人生もまた思い通りにゆかないもの。
    立花氏 曰く「一見みじめな人生に終わろうと、それが自分の思い通りの選択の結果として招来されたものであれば、…あきらめはつくものである」。ということも言っている。(p111)
    この部分、悔い多い人生と下を向きがちだった小生に、ちょっとだけ光明を感じさせてくれた。 ありがとう、立花隆さん。

    また「空海の旅」の一節も興味深い。空海には「謎の空白時代」がある。だがその期間があるからこそ、その助走と蓄積によって後の飛躍を結果したのだ、という。
    立花氏曰く、「謎の空白時代」は、空海の青春である(p115-116)

    ※ところで。余談だが、小生、以前本郷菊坂下に住んでおり、時折、立花氏を見掛けたことがあった。氏は、猫ビルオフィスから東大まで歩いてゆく途上であったようだ。小生思わず会釈をしたのだが、立花氏は「はて、誰だったかな?」という表情をされた。当方は、氏の著作を読んでいたので、そして知の巨人たる氏に敬意を表して咄嗟に一礼したのであった。そんなことを思い出した。

  • 立花隆さんの著述のダイジェスト版といった感じの一冊。立花隆入門書としても◎

    気になる言葉がたくさん。付箋を貼ったから、また読み返したい。そして出典元にもあたりたい。

全29件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

評論家、ジャーナリスト、立教大学21世紀社会デザイン研究科特任教授

「2012年 『「こころ」とのつきあい方』 で使われていた紹介文から引用しています。」

立花隆の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×