現代史は地理から学べ (SB新書 626)

著者 :
  • SBクリエイティブ
3.39
  • (2)
  • (8)
  • (10)
  • (3)
  • (0)
本棚登録 : 139
感想 : 9
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784815617332

作品紹介・あらすじ

地理的視点で世界を眺めると浮かび上がる
ニュースでは報じられない世界各国の思惑、世界情勢の現在と未来とは?

本書では、宗教・民族・経済・政治など、
現代史のトピックを地理的視点で読み解いていきます。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 「歴史」は嘘をつくが、「地理」は嘘をつかない。
    地形、気候など地理的視点から民族、宗教、経済を眺めるととてもわかりやすい。

  • わかりやすい。だが、新書だけあって、今読むものであり、3年後に読むものではないだろう。

  • 普段あまり意識しない国際情勢のインプットもかねて。
    30年前の教科書からだいぶ変わってるんだろうな…

  • 第1章 なぜ「地理」から現代史を学ぶのか?(歴史には「解釈」があるが、地理には「事実」がある/「地政学」と「地理学」は同じ学問? ほか)/第2章 現代史の「要衝」を地理学で考える(台湾ーなぜ中国は、「何としても台湾が欲しい」のか?/ウクライナーロシアが侵略した理由は1つではない ほか)/第3章 現代史の「宗教」「民族」を地理学で考える(ユダヤ人とアラブ人ー終わりの見えない争い/イスラエルーヨルダン国交樹立にまつわる「背に腹は代えられない事情」とは? ほか)/第4章 現代史の「経済」を地理学で考える(サンノゼー世界一のイノベーション都市になったのは「たまたま」ではない/ブラジルー中国14億人の大豆需要が新たな経済成長をもたらすか? ほか)

  • 歴史は、その時々の主観や記録も混じるから真実がわかりにくいが、地理を配慮することで歴史、国の情勢の変化とかの背景がわかりやすくなる、という考えは新しかった。
    川や資源がある発展途上中の国や紛争地域に何故大きな国々が支援するのか、とか理由もわかって納得できた。純粋な正義だけでなく各国の利益を意識して動いていることは理解できた。
    ロシア、ウクライナ、北朝鮮とか今の情勢の思惑を自分なりに考えていけるきっかけにはなった。

  • 地理のフレームワークで、世の中を眺めることは有用。

    どこに、何があるのか。
    結果、どんな気候になるか。
    どこで、どんなリソースがとれるのか。
    それぞれの国は、どんな課題を抱えることになるのか。

    こうした視点で世の中を見ると面白い。

    でも、この本では、地理のフレームワークは学べない。あくまで、フレームワークにより見出した著者の見解が示されているのみ。羅列感があり、読みづらい。また応用性には乏しい。

  • 地図を通して見ると、それぞれの国の思惑が窺えて興味深い。

  • 歴史の背景には地理的制約があることが多い。平地を歩いていくのは良くても山を超えるのは大変だ。海や川があれば貿易しやすいけど、遠浅の海や傾斜のきつい川には大きな船は入って行けない。降水量がある程度ないと農作物は育たないし、寒過ぎたり暑過ぎたりしたら住みにくい。石油は掘れるのか、どんな大国に囲まれているか。住んでいる民族は?宗教は?地理を見ていくと、歴史の景観が分かってくる。

全9件中 1 - 9件を表示

著者プロフィール



「2023年 『現代史は地理から学べ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

宮路秀作の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×