- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784815617332
作品紹介・あらすじ
地理的視点で世界を眺めると浮かび上がる
ニュースでは報じられない世界各国の思惑、世界情勢の現在と未来とは?
本書では、宗教・民族・経済・政治など、
現代史のトピックを地理的視点で読み解いていきます。
感想・レビュー・書評
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「歴史」は嘘をつくが、「地理」は嘘をつかない。
地形、気候など地理的視点から民族、宗教、経済を眺めるととてもわかりやすい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
わかりやすい。だが、新書だけあって、今読むものであり、3年後に読むものではないだろう。
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普段あまり意識しない国際情勢のインプットもかねて。
30年前の教科書からだいぶ変わってるんだろうな… -
第1章 なぜ「地理」から現代史を学ぶのか?(歴史には「解釈」があるが、地理には「事実」がある/「地政学」と「地理学」は同じ学問? ほか)/第2章 現代史の「要衝」を地理学で考える(台湾ーなぜ中国は、「何としても台湾が欲しい」のか?/ウクライナーロシアが侵略した理由は1つではない ほか)/第3章 現代史の「宗教」「民族」を地理学で考える(ユダヤ人とアラブ人ー終わりの見えない争い/イスラエルーヨルダン国交樹立にまつわる「背に腹は代えられない事情」とは? ほか)/第4章 現代史の「経済」を地理学で考える(サンノゼー世界一のイノベーション都市になったのは「たまたま」ではない/ブラジルー中国14億人の大豆需要が新たな経済成長をもたらすか? ほか)
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地理のフレームワークで、世の中を眺めることは有用。
どこに、何があるのか。
結果、どんな気候になるか。
どこで、どんなリソースがとれるのか。
それぞれの国は、どんな課題を抱えることになるのか。
こうした視点で世の中を見ると面白い。
でも、この本では、地理のフレームワークは学べない。あくまで、フレームワークにより見出した著者の見解が示されているのみ。羅列感があり、読みづらい。また応用性には乏しい。 -
地図を通して見ると、それぞれの国の思惑が窺えて興味深い。
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歴史の背景には地理的制約があることが多い。平地を歩いていくのは良くても山を超えるのは大変だ。海や川があれば貿易しやすいけど、遠浅の海や傾斜のきつい川には大きな船は入って行けない。降水量がある程度ないと農作物は育たないし、寒過ぎたり暑過ぎたりしたら住みにくい。石油は掘れるのか、どんな大国に囲まれているか。住んでいる民族は?宗教は?地理を見ていくと、歴史の景観が分かってくる。