藤田嗣治 作品をひらく―旅・手仕事・日本―

著者 :
  • 名古屋大学出版会
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  • Amazon.co.jp ・本 (598ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784815805883

作品紹介・あらすじ

パリ、ニューヨーク、サンパウロ、北京…異文化を放浪して藤田が追い求めたものは何か。絵画にとどまらず、写真、映像、装丁、衣装にいたるまで、その豊穣な創作活動を徹底検証。多数の図版掲載を実現し、作品から画家に迫った意欲作。

感想・レビュー・書評

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  • 逗子図書館で読む。美術の研究書は難しいです。どんな専門書も難しいというのが正確です。ただし、例外も存在します。この本は、例外に該当します。著者の筆力は抜群です。藤田が幻の画家と言われた背景を丁寧に説明しています。多分、この本を読む専門家には、くどいと感じられる記述でしょうが、僕のような素人には、非常に親切な記述でした。

  • 藤田嗣治に対して、日本美術史若手研究者が贈る、今のところ第一水準の書。
    今後の藤田研究は、この書の水準を抜こうとするところから始まるだろう。

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著者プロフィール

林 洋子(はやし・ようこ) 1965年京都生まれ。東京大学大学院、パリ第一大学博士課程修了。東京都現代美術館学芸員、京都造形大学教授を経て、現在文化庁芸術文化調査官。博士(パリ第一大学)、専門は美術史、美術評論。著書に『藤田嗣治 作品をひらく』(名古屋大学出版会、サントリー学芸賞受賞)など多数。

「2016年 『藤田嗣治 妻とみへの手紙 1913-1916 上巻』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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