輸出立国の時代―日本の軽機械工業とアメリカ市場―

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  • 名古屋大学出版会
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  • Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784815810993

作品紹介・あらすじ

戦後日本の復興を支え、高度成長を生み出した対米輸出への道は、いかにして切り拓かれていったのか? 自動車・家電に先駆けてアメリカを席捲したカメラ、ミシンなど軽機械の動向を初めて包括的に解明、労働集約型産業の変貌を現場からとらえて、今日に及ぶ発展を鮮やかに描き出す。

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  • 戦後日本の復興を支え、高度成長を生み出した対米輸出への道は、いかにして切り拓かれていったのか? 自動車・家電に先駆けてアメリカを席捲したカメラ、ミシンなど軽機械の動向を初めて包括的に解明、労働集約型産業の変貌を現場からとらえて、今日に及ぶ発展を鮮やかに描き出す。
    復興を支え、高度成長を生み出した対米輸出への道を、自動車・家電に先駆けてアメリカを席捲したカメラ、ミシンなど軽機械の動向から初めて包括的に解明、労働集約型産業の変貌を現場からとらえて、今日に及ぶ発展を鮮やかに描き出す。アメリカはなぜ日本製品を買ったのか。
    序章 軽機械輸出の時代―概観と政策展開
    第1章 双眼鏡工業とアメリカ市場―「中進国」日本の重要産業
    第2章 中小カメラメーカーの動向―「四畳半メーカー」の隆盛と衰退
    第3章 大手カメラ企業の展開―生産・工程管理の革新と技能者の企業内養成
    第4章 大手カメラ企業の輸出戦略―アメリカでの直接販売制の構築
    第5章 ミシン工業におけるアセンブル・部品メーカー―中小企業近代化への模索
    第6章 大手ミシン企業の展開―生産体制・外注管理の革新
    第7章 大手ミシン企業の輸出戦略―アメリカ市場の日本製品
    第8章 軽機械工業のその後―カメラ・ミシン企業の製品多角化
    終章 戦後日本の対米輸出―労働集約型産業の変貌と継起的企業買収

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著者プロフィール

1953年生
1978年 国際基督教大学教養学部卒業
1983年 東京大学大学院経済学研究科第二種博士課程単位取得退学
    大阪大学教授、南山大学教授などを経て
現 在 南山大学特任研究員、大阪大学名誉教授、博士(経済学)

主 著
『日本鉄道車輌工業史』(日本経済評論社、1998年)、『通商産業政策史9 産業技術政策』(通商産業政策史編纂委員会編、経済産業調査会、2011年)、『近代日本の研究開発体制』(名古屋大学出版会、2012年、日経・経済図書文化賞、企業家研究フォーラム賞受賞)、『近代大阪の工業教育』(大阪大学出版会、2012年)、『近代大阪の産業発展』(有斐閣、2013年)、『八木秀次』(吉川弘文館、2013年)、『マザーマシンの夢』(名古屋大学出版会、2013年)、『機械工業』(日本経営史研究所、2015年)、『帝国日本の技術者たち』(吉川弘文館、2015年)、『日本の技能形成』(名古屋大学出版会、2016年)、『久保田権四郎』(PHP研究所、2017年)、『見えない産業』(名古屋大学出版会、2017年)、『海軍技術者の戦後史』(名古屋大学出版会、2019年)、『現代大阪経済史』(有斐閣、2019年)、『技能形成の戦後史』(名古屋大学出版会、2021年)、『輸出立国の時代』(名古屋大学出版会、2022年)

「2023年 『日本帝国圏鉄道史』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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