常識を打ち破れ、行動を起こせ: 心と体の束縛を解き放つ本

著者 : 日野晃

• 日新報道 (1996年8月1日発売)

感想・レビュー・書評

[ぽあんさんの感想 · 2009年12月15日]

人は「成功する」ことが良いことだと思っている。
人は「自信がある」ことが良いことだと思っている。
人は「ストレスがある」ことが悪いことだと思ってる。
人は「病気になる」ことが悪いことだと思っている。

だけど、「成功」って何だ？「自信」って何だ？
「ストレス」って？　「病気」でなぜいけない？
問われると答えられるものなど何もないことに気付くだろう。
私たちが「こんなもの」と思いこんでいるものは、ただの「まぼろし」。

この本は、そんな生ぬるい常識を一刀両断にして、「ほんとう」を突きつけてくる。
「人はなぜ生きる」などという、ボケをかましている暇がある人には特に、おすすめの本。

著者プロフィール

日野晃（日野武道研究所）

1948生まれ。'90年代、武道の本質的な在り方や稽古法の探求を目的に日野武道研究所を設立。'05年から世界的に著名な振付師ウィリアム・フォーサイスと交流、ダンサー達にも指導開始。現在、東京・大阪等などの国内、フランスを拠点とした海外で武道ワークショップを行っている。さらに医療従事者向けセミナー「明鏡塾」も開講。著書『考えるな、体にきけ』、DVD『武道の解答』『達人セミナー』等多数。

「2021年 『DVD　日野晃　居合稽古で磨く!身体の捌き、意識の練り』 で使われていた紹介文から引用しています。」