弁護士のための遺産相続実務のポイント 遺産分割・遺言無効・使途不明金ほか遺産分割の付随問題

著者 : 森公任 森元みのり

• 日本加除出版 (2019年6月18日発売)

感想・レビュー・書評

[lasttrainhomeさんの感想 · 2022年5月5日]

特に文句の付け所が見当たらない。著者らの著作はほんとにわかりやすくてポイントを抑えていて論点を網羅していて痒いところにも手が届いて。。。という感じでありがたい。
裁判官が書いている類書と比べても圧倒的に読みやすい。例えば類書だと配偶者居住権の資産型の算定に使う法定耐用年数ってそのままのやつなのか1.５倍したやつなのか明記されていないけど、本書では後者だと明記してくれている。道具として法律を使用する弁護士の目線で使いやすいように書かれているのがほんとうにありがたい。
離婚の本で著者らにお世話になっていたけど相続でもお世話になりそう。さっそく同じ著者らの遺言と遺留分の本も読みたいと思う。

著者プロフィール

森 公任（もり・こうにん）
1951年新潟県生まれ。中央大学法学部卒業。1981年弁護士登録(東京弁護士会)。1983年森法律事務所設立。
離婚、相続などの家事事件を数多く取り扱っており、家事事件の受任件数は全国トップレベルを誇る。

「2022年 『妻六法』 で使われていた紹介文から引用しています。」