- Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
- / ISBN・EAN: 9784818408920
作品紹介・あらすじ
夏の終わり、ツバメは「幸福の王子」の像と出会います。王子は自分の体から宝石や金箔を取って、町の人たちに与えるようにとツバメに頼みます。王子の体からすっかり金箔がなくなったころ、町からは笑い声が響きはじめ、空からは冷たい雪が降ってきて……。
感想・レビュー・書評
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絵や色使いがとてもきれいだった。
王子とツバメの行いやラストは、これで良かったのではないかと思った。
最近キリスト関連の本を読んだばかりなので、何となく宗教的な見方をした。
作者は何を伝えたいのだろう?、他の方はどのように解釈したのだろう?と、ネットで調べてみた。
なるほどそういう見方もあるんだーと解釈は人それぞれで勉強になり、改めて考えさせられる話だと思った。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
まるで美術館のなかで、絵画1枚1枚を眺めながら、お話を読んでいる感覚。
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小2の娘に読み聞かせのために、図書館で借りました。
表紙絵からして、その美しさに驚いたのですが、本文の絵はもっと素敵で、まるで美術館の絵画のようでした。
文章を読み終えたあとも、しばらく眺めていたくなるようなページばかりでした。
後半の金持ちと貧しい人たちが見開きに描かれたところは、金持ちたちのケバケバしく強欲なようすが、その表情にあらわれていましたし、貧しい人たちの目はうつろで、明日のことばかりか今日の暮らしさえわからない日々を生きていることが、絵だけで伝わってきました。
そして次のページに、大きく描かれた王子の姿…
目のサファイアは既になく、まだらに金箔のはがれたみすぼらしい姿と、王子の心を書いた文章が混ざり合い、なんとも言えない気持ちにさせられました。
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小2までに習うような漢字には、ふりがながありませんでしたので、小学校低学年の子には読み聞かせがオススメです。
ひとりで読むなら小学校中学年からがよいと思います。
うつくしい絵と文章の混ざり合いによる名作絵本を、どうぞ親子で味わってみてください。 -
この作品はワイルドの死後
だいぶ経ってから出版されている
なぜだかわからないけど
結末がハッピーとは言えないけれど
それでもこれでよかったんだと
納得させられてしまうような
すごい絵を描く人ジェーン・レイ
そしてワイルドのことだから
100年以上前からそれくらいのことは
計算済みだったのかもかもしれない
と勝手に想像をふくらませてみた
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なんとなく話は知っていたものの、ちゃんと読んだのはこれが初めて。
とても考えさせられた。
余韻が残る大人も楽しめる絵本だと思った。 -
一歳7ヶ月。図書館で借りた本。
お話はわからないと思うけど、息子が選んだので借りました。
幼い頃読んだ本をだと思うけれどすっかり忘れていたな。こんなきれいな本なんだ。 -
幸福の王子と泣いた赤鬼は、何度読んでも泣けます。
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文字が読めるようになったころに
好きだった物語です。
とても簡単に書かれた絵本した。
検索に出てこないので、こちらをマーク。
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幸福な王子
鉛の心を持つ王子の銅像は心を持っていて
街の様子を見ていますり
自分の身に着けた金目の物を
貧しいひとや困っている人に届けます。
ツバメに運んでもらえます。
ツバメは知っていますが
誰にも知られず
街の人は王子のことを
魂あると思わずにいます。
悲しいけどあたたかい不思議なお話です。 -
12分。エジプトへ向かうツバメが、幸福の王子に頼まれ、宝石や金箔を貧しい人へ運びます。最後は、天の使いがツバメと王子の心臓を天国に持って行きました。
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ツバメは暖かいエジプトへ行くんだったっけ…。
絵本が大判なので見応えがある。
やっぱり泣ける。