持続的成長をもたらす戦略人事-人的資本の構築とサステナビリティ経営の実現

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  • Amazon.co.jp ・本 (184ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784818519374

作品紹介・あらすじ

◆人材のダイバーシティ(多様化)が進まない原因とは
◆賃金を上げる人事とは何か
◆人材の流動化が進むと、どのような変化が生じるのか
 ESG、SDGsへの対応を進める企業が増えているように、サステナビリティ重視の経営環境が急速に進展している。そのようななか、企業と社会の持続的成長を実現する人的資本の構築や、ダイバーシティ&インクルージョンの実現などは重要な対応項目とされ、これらの領域を主管する人事部門にとって、それは喫緊の課題となっている。
 賃上げ、ジョブ型への転換に対する関心も高まっている。賃金停滞の原因として、転職の少なさや解雇規制の強さなどを指摘する声はあるが、人材流動化が進むと具体的にどのような変化が起こるのかは、明確になっていない。
そこで本書では、英米のデータをもとに、日本の賃金停滞問題を解決する人事のあり方として、ジョブ型・マーケット型人事(賃金決定)の実態を紹介するとともに、SHRM (Strategic Human Resource Management;戦略人事)研究に基づき、社会と企業の持続的成長を実現する人的資本の構築に関して、その具体的方策を提示する。

主な内容
序章 人事が実現するサステナビリティ経営
1章 国際比較からみた日本型人事の特色
2章 日本型人事の変化-1990年代からの長期トレンド
3章 サステナビリティ重視の世界的潮流-人的資本が経営の重要テーマに
4章 ダイバーシティ&インクルージョンの推進-サステナビリティ経営実現のポイント
5章 人事を取り巻く環境変化-ヒト面での日本国内の変化
6章 賃金を上げる人事とは何か-ジョブ型・マーケット型人事の実態
7章 SHRMから探るサステナビリティ経営実現への道
8章 社会環境と適合する人事戦略の追求-制度派組織論から分析するサステナビリティ環境の普及プロセス

著者プロフィール

青山学院大学大学院国際マネジメント研究科教授。日本能率協会マネジメントセンターで月刊誌「人材教育」編集長を歴任後、英国に留学。リーズ大学修士課程(MA)、バース大学博士課程修了(Ph.D.)。著書に『戦略人事論:競争優位の人材マネジメント』(日本経済新聞社、2010年)、『日本型賃金制度の行方:日英の比較で探る職務・人・市場』『HRMマスターコース:人事スペシャリスト養成講座』(慶應義塾大学出版会)、『「日本型」戦略の変化: 経営戦略と人事戦略の補完性から探る』(東洋経済新報社、編著、2015年)、『流通業のためのMBA入門:リーダーに求められる視点を学ぶ』(ダイヤモンド社、共著、2013年)など。

「2018年 『組織行動 理論と実践』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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