グローバル化と反グローバル化

著者 : デヴィッド・ヘルド アントニー・マッグルー 中谷義和

• 日本経済評論社 (2003年11月1日発売)

作品紹介・あらすじ

グローバル化とは何か。国家、民族文化、世界経済、グローバル・ガヴァナンスなど様々な視点から捉え直し、アメリカの単独主義に替わる多国間主義型のグローバル民主政を提唱する。

感想・レビュー・書評

[クールス・メジドナロードノイ・アトノシェニィさんの感想 · 2006年10月15日]

　グローバル・イシューが存在する中でなぜ政治システムのグローバル化は起きないのか、この命題に対して政治学からのグローバル化とそれに対する取り組みを考える良作。こういった政治学の視点からのグローバル化の分析はあまりなされていないので、注目に値する。本書の中ではグローバル化を取り巻く様々な学派の考えをあげ、体系化している点でグローバル化を政治的に考えることができる。