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- Amazon.co.jp ・本 (246ページ)
- / ISBN・EAN: 9784819110686
作品紹介・あらすじ
米軍完全包囲の極寒の島から、五千二百人の日本兵を救出した木村昌福の生涯。太平洋戦史に残る快挙の真相!三船敏郎で映画化もされたキスカ島撤退作戦の全容と、作戦を成功させた指揮官の全貌を、今日的視点で描く。
感想・レビュー・書評
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2021年4月4日読了。
旧軍軍人で好きな方をあげるなら、木村昌福と山口多聞の二人。
木村昌福はキスカ島撤退作戦を指揮し、5,200人一人残らず撤退させ損害もゼロという奇跡に近い作戦を成功させた。
「八月十五日に吹く風」松岡圭祐の小説にもなっているが、海軍軍人らしからぬ人柄は現代でも人の上に立つ人であれば、参考にできるところが多い。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
奇跡と称されたキスカ島からの撤退戦を指揮した、木村昌福少将の伝記本。
海軍全体の話ではなく、木村少将の動向を生存者の記録や証言から追った内容で、専門用語も少なく読みやすい。
途中、牟田口廉也とインパール作戦の話題が突然挟まり、彼と木村少将の姿勢とを対比しているのは中々面白い。 -
2010.11.7追記
「歴史的事実に反する記載がある」とのレビュー発見
日本は日米開戦後空母を一隻も建造しなかった(P97)
ミッドウェー海戦で最初に蒼龍と飛龍が沈没した(P110)
など
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