- Amazon.co.jp ・本 (269ページ)
- / ISBN・EAN: 9784820396741
感想・レビュー・書評
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昔ローマのバチカン美術館とシスティーナ礼拝堂へ行ったときのこと。
このふたつは中でつながっていて見学できるようになっています。あまりのスケールのでかさに圧倒されっぱなしでルネッサンス美術の中に身も心も埋没しておりました。タブロー以前の絵画は壁面に描くため、おのずとスケールがでかくなるのです。
気がつくと仲間たちとはぐれてしまいました。まぁ順路があるんだから出口で会えるさ、と自分のペースでまた作品を見始めました。
するとどうでしょう。知らないうちに出口に着いてしまいました。出口には2人くらい友達がいましたが残りの8人くらいは30分くらい経っても現れません。仕方ないのでホテルに戻り、別のOPツアーでティボリの庭園に行きました。
ホテルに戻ってくると同室のTくんがいました。「どこ行ってたの?待ってたんだよ」って。話を聞くと驚くべき事実が明らかになったのです。
バチカン美術館は迷路のように入りくんでいるのですが、4種類くらい順路があって、それぞれ見学者の持ち時間によって近道が設定されていて早く回ることができるのです。で、なんとわたしはいちばん早回りのコースを選んでしまったの!!そうです、超有名なミケランジェロの『最後の審判』を見ることができなかったのだー!!!
そのときはまたすぐに来るからいいや、と思ったのですが、あーっという間に16年の歳月が流れてしまいました。
今こころに浮かぶ後悔といったら、ミケランジェロを見られなかったことですね。そう思ったら、すぐにでも行きたくなってきた!そう、行こうと思えばすぐに行けるんだしね。今度行こうかなローマに。